次期大型アップデートであるWindows 10 バージョン1803では更新のためにスリープになることが制限されるそうです。
Windows 10 バージョン1803のスリープ制限
Windows 10 Insider PreviewのBuild 17107が2018年2月23日にリリースされました。
既に正式リリース直前のため大きな機能追加は制限されており、主にバグ修正でのビルド更新です。
しかし、今回のリリースでは少し問題となる機能が追加されました。
この中では積極的に更新を行うためスリープに入ることを制限するとのことです。引用すると、
Keeping PCs Up-to-date: In an effort to prevent PCs from becoming out of date, we are introducing a change in behavior to Windows Update that is designed to be more proactive at keeping PCs updated. In RS4, now when Windows Update scans, downloads, and installs on a PC with AC power – it will prevent the PC from going to sleep when it is not in active use, for up to 2 hours when receiving an update in order to give Windows Update more opportunity to succeed.
とあります。
Windows 10ではユーザーがパソコンを使っている裏で更新の検索、ダウンロード、インストールを行っています。しかしパソコンを使用していないと設定した時間が経つとこれらの更新動作を中断してスリープします。
しかし、Windows 10 バージョン1803ではACで動作しているパソコンの場合は最大で2時間スリープモードに移行することを制限して更新動作を完了させることを優先させるそうです。
これはパソコンが脆弱性を抱えたままの状態でいることを防ぐための積極的な更新動作とのことです。
確かに脆弱性を抱えたままの状態は好ましくありませんが、昔と異なり更新プログラムは不定期に配信されるため、状況によっては全くスリープに入らないことにもなりかねません。
まとめ
どうもMicrosoftにとっての重要なことと、ユーザーが考えている重要なこととが、ずれている気がします。
危機意識が足りないと言われても、なら何のためのスリープ機能なのかと言いたいです。
コメント
バッテリーモードを偽装できれば回避できそうですが…
そんな方法があればいいですね…
コメントを頂きありがとうございます。
バッテリー駆動状態を偽装する対策は出てきそうです。
ただ、バッテリー駆動状態を検出すると動作制限をかけるアプリがありますから、やはり根本的にスリープに入るのを邪魔しているプロセスを止める方がよいでしょう。