WiMAX Aterm WM3500R

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Pocket WiFiが壊れてしまい、何万円も出して修理するのもバカらしいのでEMOBILEは解約しました。幸い修理期間中の割引があり、残りの契約期間に対する違約金だけで済みました。

概要

考えてみれば現状の携帯電話の2年契約は、機器のメーカー保証が1年なのに2年使う前提で契約するわけでこれだけでもリスクがあるのに、品質の低い海外製品を保険にも入らず2年使うつもりだったのは無謀でした。

 

外出することも少なくなったのでモバイルルーターは要らないと思っていたのですが、やはり不便なので、この際、気になっていたWiMAXを検討することにしました。

 

契約プラン

どの料金プランにするか検討のために、Pocket WiFiでどれくらい使っていたか調べてみました。

EMOBILE
での
パケット数
1パケット
0.042円
での料金
月30日として
1日あたりの
料金
2009/12 258,336 ¥10,850 ¥362
2010/1 496,209 ¥20,841 ¥695
2010/2 11,796,080 ¥495,435 ¥16,515
2010/3 989,599 ¥41,563 ¥1,385
2010/4 959,285 ¥40,290 ¥1,343
2010/5 1,837,340 ¥77,168 ¥2,572
2010/6 5,482,788 ¥230,277 ¥7,676
2010/7 6,900,563 ¥289,824 ¥9,661
2010/8 11,832,004 ¥496,944 ¥16,565
2010/9 9,287,301 ¥390,067 ¥13,002
2010/10 10,579,813 ¥444,352 ¥14,812
2010/11 12,086,405 ¥507,629 ¥16,921
2010/12 19,802,711 ¥831,714 ¥27,724
2011/1 5,457,636 ¥229,221 ¥7,641
2011/2 10,554,569 ¥443,292 ¥14,776
2011/3 5,399,110 ¥226,763 ¥7,559
平均 7,107,484 ¥298,514 ¥9,950

 

利用状況は、iPod touchまたはiPadで、朝、会社に着いてメールのチェック、昼休みにニュース系のサイト(ASAHI.COM、PC Watch、ITMediaなど)を閲覧、帰りがけにメールをチェックし、帰宅の電車内でニュース系サイトの閲覧(1時間)がだいたいのパターンです。

iモードを使っているときには画像を表示しないでパケットを節約していましたが、Safariでは画像の読み込みを止められないので、無用な広告に多大なパケット料金を支払っているのでしょう。

使う機会が少なくなったため、従量制のUQ Stepプランの単価(パケット0.042円)で計算したところ休日まで毎日使うとしても1日で上限の4,980円を超えてしまうため、定額プランとすることにしました。

ちょうど、So-netでもサービスを始めたところでした。拘束期間が明確にされていないためサポートに確認したのですが、「長期の契約を前提に」とのことでこの長期とはどのくらいか聞いても明確な答えはありませんでした。(6ケ月以上程度ではないかとのことでした)1年は使うだろうと考えてSo-netで契約しました。

 

重さ

Pocket WiFiがバッテリー無しで48.1g

WiMAX-Aterm-WM3500R-01

バッテリーが、30.7g

WiMAX-Aterm-WM3500R-02

Aterm WM3500Rがバッテリー込み(取り外し不可)で118.2g

WiMAX-Aterm-WM3500R-03

WM3500Rの持ち時間はPocket WiFiのおよそ2倍ですので、Pocket WiFiにバッテリー2個だとほぼ同じ重さとなります。

 

外観、ランプ

ランプは、4個、電源、バッテリー、WiFi、電波強度です。

WiMAX-Aterm-WM3500R-04

ECO設定だと電源ランプが点滅するだけで他のランプは消えてしまいます。

WiMAX-Aterm-WM3500R-05

ボタンは側面に、電源、設定、RESETです。ECO設定では設定を押すと2秒だけ全ランプが点灯します。

WiMAX-Aterm-WM3500R-06

 

使用感

あまり先入観を持たないように自宅がサービスエリアであることだけ確認して契約しました。機器の登録はオンラインで行うためサービスエリアでないと行えません。

使ってみて感じたのは、遅いということと、単体では使えないということです。</P
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無線機器はオーバーヘッドが大きいため実際の伝送速度は半分程度と見るべきなのですがそれでも体感速度はPocket WiFiより遅いです。

電波に関しては、都内を電車で移動中、WiMAXに接続できなくなることがしばしばあります。また、地表より低い駅や、トンネル、地下駅などは全く接続できません。京王線の新宿駅は地下なのですが、Pocket WiFiは使えていましたが、WiMAXは使えませんでした。

また、ビルの中、デパートの高層階なども使えません。新宿の東急ハンズはもともと電波状態が悪いのですが、Pocket WiFiは窓際なら辛うじて使えていたのですが、WiMAXは全く使えませんでした。

WiMAXを3G携帯と同じように考えていたのですが、現状では使えるエリアは非常に限られます。

ビルで携帯が使えるのはビルに携帯のアンテナを増設しているからですが、WiMAXはそのようなことはやっていないのでしょう。

現状では、WiMAXに公衆無線LANを組み合わせるなどして地下でも受信できるようにした方がよいかもしれません。その場合、iPod touchなどは、WM3500RがWiMAXで通信できていないことがわかりませんので手動で公衆無線LANに切り替えないとなりません。

あとは、起動時間が長いこと。80秒かかります。また、初期設定で携帯ゲーム機も使えるように2つのSSIDが有効になっていますので、使わないなら止めておいた方がよいでしょう。

バッテリーの持ち時間はECO設定でも7時間程度です。

 

温度

鞄に手を入れたとき何か非常に熱いものがあり何かと思ったら、WM3500Rでした。通信機器は通信しているとき非常に高温になります。携帯電話やスマートホンは手に持って使うので外気で冷却されますが、モバイルルーターはその使用形態から鞄の中に入れておくのが普通です。

試しに鞄にWM3500Rを入れて通信をした時のWM3500Rの表面温度を測ったところ、外気温度30度の時で45.8度まで上昇しました。

仕様を調べてみると動作温度範囲は0~35度とあります。ただでさえ近年夏は35度程度普通ですので、冷やさないと使えないことになります。

Pocket WiFiも調べてみると同様に動作温度範囲は0~35度でした。

Pocket WiFiはこの温度範囲を超えて使用していたため壊れたのかもしれません。

 

まとめ

現状では、モバイルルータを契約するなら、機器の信頼性の問題はありますが、比較的使用可能エリアが広く料金も安いEMOBILEが良いと思います。

WiMAXは速度の向上や地下鉄での利用などは検討しているようですが、少しでも電波が届く範囲については改善するつもりは無いようです。

また、利用環境についても注意しなければすぐに壊れる可能性があります。放熱シートを張り付け、通気性の良いメッシュの袋に入れて鞄にぶら下げるなどの対策が必要でしょう。

壊れた場合の対策として、WiMAXは機器に保険は付けられなかったと思います。

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