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Windows 10にアップグレードする前にバックアップ Todo Backup Home(更新)

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[PR] この記事はレビューの依頼を受けて書いています。

Windows 10もリリースされました。いろいろな形でアップグレードを勧められるうちに、アップグレードしてしまう人も多いと思います。

Windows 10にアップグレードはしてみたものの、使い難いとか、問題が発生したとかの理由で、アップグレード前のWindows環境に戻したいと思う人も出てくるでしょう。その時は、アップグレード後31日間はWindows 10の機能でアップグレード直前の状態に戻せます。

ただし、これはWindows 10が正常に動作している場合の話です。また31日を過ぎたら元に戻すことができなくなります。万が一を考えるならばWindowsの機能以外でのバックアップが必要です。

ここで説明するEaseUS Todo Backup Homeはいろいろとキャンペーンを行っていますので、まずはサイトを見てみた方がよいでしょう。また、体験版をダウンロードするときに登録されたメールにクーポンも送られてきます。

Windows 10へのアップグレードが失敗する可能性

Windows 10もリリースされてから2ヶ月以上経ちますので、そろそろ安定してきています。ただ、アップグレードは必ず成功するわけではありません。これは正式リリース後のWindows 10でもメモリーが少ない場合などでは何度も失敗しています。

また正式リリース版では、以前のWindowsに戻せる期間もアップグレード後31日と制限が設けられました。

そのためWindows 10にアップグレードする場合は、アップグレード前の状態のすべてをバックアップしておいた方がよいと考えます。

システムのバックアップが行えるソフトはいろいろありますが、ここではEaseUS Todo Backup Homeを使ったバックアップ方法と復旧方法について説明します。

EaseUS Todo Backup Home

EaseUSはデータ復旧、バックアップ、パーティション管理などストレージ操作に係わる製品を家庭向けからエンタープライズ製品まで手掛けている企業です。

一般向け製品は、機能限定版が無償版として提供されています。EaseUS Todo Backupについては、以下で紹介されています。

無料版と有償版の違いは、こちらに表になっています。

有償版の特徴は、バックアップと復元の高速化、バックアップ容量を減らすためにバックアップ対象を選べること、イベントベースのバックアップなど、Windows 10に移行して問題なく使えるようになった後に必要となる機能が追加されています。例えばシャットダウンを行うと毎回バックアップしてからシャットダウンを行うようにも指定することもできます。

ここでは、EaseUS Todo Backup Home 8.8の体験版を使って説明します。

最新版のVer.8.8はWindows 10とOutlook 2016に正式対応しています。その他いくつかの機能追加と修正、利便性の向上が成されています。バージョン8台の旧バージョンをインストールしている場合は起動時に無償アップデートで最新版に上げることができます。

システムのバックアップ方法

ここではLenovo Miix 2 8にインストールしてシステムをバックアップする方法を説明します。

システムとは、隠し領域やリストア領域とCドライブのことでWindowsが起動するのに必要な領域です。

ストレージがCドライブとDドライブなど複数のパーティションに分割されている場合は、システムとは別にCドライブ以外をバックアップする必要があります。

1.EaseUS Todo Backup Homeのインストール

こちらから体験版をダウンロードしてインストールします。ライセンスを購入後、ライセンス認証することで有償版となります。

ダウンロードしたファイルを実行します。言語を聞いてきますので言語を選択し「OK」をクリックします。

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この画面で「次へ」をクリックします。

Todo_Backup_88_02a

使用許諾契約書を読んで同意する場合は、「同意」をクリックします。

Todo_Backup_88_03

インストール先はデフォルトのまま「次へ」をクリックします。

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追加タスクの選択で不要なタスクがある場合はチェックを外して「次へ」をクリックします。

「ユーザーエクスペリエンス向上プログラムに参加」は、よくある匿名での情報収集と思われます。

Todo_Backup_88_05a

個人データ保存先ではデフォルトのまま「次へ」をクリックします。

バックアップ先はバックアップする時点で指定し直します。

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インストールが始まります。

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インストールが完了したら「完了」をクリックします。

Todo_Backup_88_08a

2.ブータブルディスクの準備

復旧時にブータブルディスクとして使用するUSBメモリーを用意します。

ブータブルディスクはUSBメモリー、CD/DVD、ISOイメージの3種類から選択できます。

作成後の容量はこのようになります。32GBのUSBメモリーを使っていますが、ブータブルディスクとしての容量は500MB程度ということがわかります。また、ブータブルディスクがFAT32であるということも重要です。バックアップをNTFSのドライブに作成してしまうと、ファイルサイズの制限からブータブルディスクに移せなくなります。

Todo_Backup_07

USBメモリーのサイズは、バックアップするシステム容量の約半分+500MB+アルファとなります。バックアップは標準圧縮で半分程度になるようです。64GB SSDのタブレットなら、32GBか64GBのUSBメモリーを用意すればよいでしょう。

ブータブルディスクとするUSBメモリーをPCに接続します。フォーマットされるので消してよいものを使用します。

EaseUS Todo Backup Homeを起動します。

右上の「ツール」をクリックし「ブータブルディスクの作成」をクリックします。

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ここでは「ブータブルディスクの種類」で「WinPEブータブルディスクの作成」を選択し、「ブータブルディスクの保存先」で接続したUBSメモリーを選択して「実行」をクリックします。WinPEとは特定の目的だけに使うことのできる最小限のWindowsです。

Todo_Backup_03a

WinPEの作成が始まります。マイクロソフトからWinPEをダウンロードするので時間がかかります。

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しばらくするとUSBメモリーをフォーマットすることについて問い合わせてくるのでフォーマットして良い場合は「OK」をクリックします。

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このように表示されたらブータブルディスクが完成しましたので「完了」をクリックして終了します。

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3.システムのバックアップ

バックアップのやり方は何種類かありますが、ここではWindows 10にアップグレードする直前のシステムをバックアップするものとします。

バックアップ先は、ブータブルディスクとしたUSBメモリーを使います。

システムの入ったSSDは復旧先ですので使えません。また、MicroSDカードなどはブータブルディスクから起動するWindPEが認識しませんので使えません。

ブータブルディスクとして作成したUSBメモリーをPCに接続した状態で始めます。

「システムバックアップ」をクリックします。

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バックアップするシステムを確認し、「ターゲット」がUSBメモリーになっていることを確認します。違っている場合は右端のフォルダーアイコンをクリックして変更します。その他のオプションなどは変更せずデフォルトのままとします。すべて確認したら「実行」をクリックします。

Todo_Backup_09a

バックアップが始まります。

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これでバックアップが終了しました。この後、Windows 10にアップグレードすることになりますが、その前に、次の手順でUSBメモリーから起動できることを確認しておいた方がよいでしょう。

Todo_Backup_19

システムの復旧方法

やはりWindows 10は使いたくない、または、障害が発生したなどで、以前のWindows環境に戻す場合は以下の手順で行います。

ブータブルディスクのUSBメモリーをPCに接続してPCのBIOSを起動します。

Lenovo Miix 2 8の場合は、「ボリュームUP」を押しながら電源ボタンを押すことでBIOSを起動します。他の機種でのBIOSの起動方法はマニュアルで確認してください。

「Boot Menu」をタッチし、

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USBメモリーをタッチします。USBメモリーが表示されない場合はUSBメモリーの接続状態を確認してください。

WinPEが立ち上がるのを待ちます。

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起動するとタブレットの場合、デフォルトで縦画面となるため、ウィンドウの右が切れてしまいます。

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タイトルバーをドラッグして、ウィンドウの右側が見えるようにして「Recovery」をクリックします。

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USBメモリーにバックアップが保存されていると自動的に見つけて「Source」として表示してくれますので「Next」をクリックします。

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「Target」としてPCのストレージとUSBメモリーが表示されるので、PCのストレージだけにチェックを入れ、「Proceed」をクリックします。

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最終確認のダイアログが表示されますので、「OK」をクリックします。

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復旧が始まります。

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復旧が完了するとこの画面となるので「Finish」をクリックします。

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元の画面に戻るので、ウィンドウの右上の[X]をクリックして終了します。

パソコンが再起動され、復旧した環境で起動します。

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EaseUS Todo Backupのバージョンの選択方法

EaseUS Todo Backupの3つのバージョンの選択方法ですが、

  • Windows 10へのアップグレード時の対策のみ
    -->EaseUS Todo Backup Free
  • Windows 10へアップグレード後も大切なデータを保護を考える
    -->EaseUS Todo Backup Home
  • 今のPCは古いので壊れたら新しいPCに買い替える予定がある
    -->EaseUS Todo Backup Workstation

ということになるでしょう。

Windows 10は今後使い続けることになりますが、クラウドがあるからと言ってもタブレットのように持ち歩くPCのバックアップはローカルで行った方が確実でしょう。ログオフ時やシャットダウン時に自動的にMicroSDにバックアップするようにしておけば、いざという時にはバックアップをMicroSDからUSBメモリーに移すことで上記の手順で簡単に復旧出来ます。

イベントによるバックアップは、EaseUS Todo Backup Homeが持つ機能です。

また、PCを買い替える予定があるなら、異なるPCにも復旧できるEaseUS Todo Backup Workstationの機能が有効です。

まとめ

実際にバックアップと復旧を行ってみた感想は、EaseUS Todo Backup Homeは非常に安定しているということです。

タブレットと仮想PCで4回ほど実験してみました。HDDを初期化したりして試しましたが復旧後もHDDにエラーが出るようなこともありませんでした。

操作途中で余計なことを聞かれることもないので、初心者でも比較的簡単に使えるでしょう。

MBRでもGPTでもメーカーが作成したリストア領域も含めてしっかりバックアップと復旧を行ってくれます。

また、ドライブコピーなど多くの機能が一つのソフトにまとめられていますのでお得感があります。

難点はマニュアルと呼べるものが無いことです。

日本人は読まないのに、いざという時のためにマニュアルの存在を重要視する傾向があります。EaseUS Todo Backup Homeにはマニュアルと呼べるまとまったものが無く、オンラインFAQのみというのが心もとなく感じます。

コメント

  1. theloniouz より:

    管理人さんにお尋ねいたします。EaseUs Todo Backupは良くバージョンアップ
    しますが「ブータブルディスク」はあるバージョンで1枚作成すればよいのでしょうか。それとも各バージョン毎に作成する必要があるのでしょうか。
    アドバイスを頂けると幸いです。

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂き、ありがとうございます。

      バックアップとリストアは組で動作確認されていると思われます。

      ブータブルディスクにはリストア用のプログラムが含まれており、バックアップを取ったバージョンと同じバージョンのブータブルディスクを用意しておく方が、安全にリストアできる可能性が高いと思われます。

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