月1000円以下で、LTE高速データ通信が使えるMVNOの価格競争も採算面で限界に突入したようです。
IIJmioは先頃、1か月のデータ通信の容量を4月から3GBに増量すると発表しました。
500MBから1GBに増量したのが2014/4/1、1GBから2GBに増量したのが2014/10/1ですから、2年拘束というものが如何に不合理なものか理解出来ると思います。
追従する形で楽天モバイルも3.1GBに増量すると発表しました。
0.1GBの差がありますが、事務手数料を考えれば乗り換えるほどの差ではありません。新規ユーザーなら容量だけで決めそうですが、サポート面とか解約し易さとか、よく調べてから決めた方が良いでしょう。
利用料金は1年前の900円から変わっていませんが、今回の増量で大手キャリアの最低料金プランの容量を超えてしまいました。25歳以下の特典などで実質3GBというプランもありますが、私としては容量を増やすより料金を下げて欲しいです。
通信設備に余裕があり、増量パックもあまり売れていないなら、商品価値を高めるという意味では良いことですが、これ以上、料金を下げられないという事情も見えてきます。
しかし、こうもMVNOが安くなると、大手キャリアの料金プランで使っている人が不思議でなりません。
- パケットパック(docomo)
(2015/3/19) ONC、ハイホーについて追記
何社かのMVNOも追従するようです。
- 「OCN モバイル ONE」全5コースで通信容量アップ、4月1日から(ケータイWatch)
- ハイホーのMVNO「hi-ho LTE typeD」も4月1日から月間通信量アップ(ケータイWatch)
BIGLOBEは、2GBに追従したときは1か月遅れでしたので、今回も追従するかもしれません。
このようにMVNO各社で事情が異なるようで、各社の料金、サービスの違いを見極める必要があります。