iPod touchの今後

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今回のAppleの発表は非常に残念なものでした。iPhone4Sという名前を見ただけでがっかりしてしまいました。

来年6月には新機種が出るという噂も、今となっては、単にiPhone5の開発が2011年8月から2012年6月に遅れただけに思えます。iPhone4SでCPUがA4からA5になったとか、カメラの画素数が増えたというのも、単にA4や画素数の小さいカメラモジュールが入手出来なくなって、代替えでそれらの部品に変えただけで機能アップでも何でもない気がします。ハード的には追加するものが無くなって製品としての限界が見えてきたのかもしれません。

Androidに追い上げられ、Appleはキャリアとのパートナー関係より台数に固執しているように思えます。また、iOS5で幾ら機能を追加しているとは言え、iPhone4Sというマイナーチェンジ版や値下げは、既存顧客ではなく、新規顧客しか見ていないようです。AUからの販売も、孫が商売としての旨みがiPhoneには無くなったと感じたためかもしれません。

何か、AppleIIなどのAppleマシンがWindowsマシンに追い上げられてもがいた末、ジョブズを追い出した頃のAppleに戻ったように錯覚します。

さて、困ったのがiPod touch。貧乏人用のiPhoneと言われるそうですが、今までは、GPSが無く、カメラの性能が低い以外は、CPUも画面解像度も同世代のiPhoneと同じで、制限を納得して使うには十分な性能でした。

しかし、今回iPhone4SのCPUがA5になったことで、iPhoneとiPod touchとの性能差が開いてしまいました。最近iPodは売れていないとのことで、今後、新機種が出るかどうかも怪しくなってきています。特にiPhone4Sで64GB版を出したことは、iPod touchを切り捨てる前触れかもしれません。

今までiOSを使ったことが無い人にとっては、更に安くなったiPod touchはiOS入門機として最適でしょう。

しかし、iPadやAndroidなど複数の端末をモバイルルーター経由で使っている人には進化の止まったiPod touchは問題です。iPhoneの白ロムがWiFiだけでも使えるならiPod touchは見捨てた方がよいのかもしれません。

ウォークマン Zシリーズとうい選択肢もあります。ウォークマンを見ていると音楽を聴くことに関してはiPodはおもちゃだなとは思いますが、App Storeへの投資もあるので簡単には移れません。

とりあえず、AU版iPhone4Sの売れ行きと、来年6月と言われるiPhone5を見てから考えようと思います。

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