MOVA時代はサードパーティーから提供されていた携帯リンクソフトも、FOMAになってからはドコモから提供されるようになり、サードパーティーの製品は殆ど無くなりました。そしてスマホ全盛となり、ドコモも2015年6月30日で提供を終了するそうです。
自分はスマホだから関係ないと思っていても、必要になる場合があるかもしれません。
ドコモ純正データリンクソフト終了
FOMA用のドコモ純正データリンクソフトである、「ドコモケータイdatalink」の提供とサポートが2015年6月30日で終了するとのことです。
- 「ドコモケータイdatalink」、6月30日で提供終了(ケータイWatch)
残るは一部のメーカー純正データリンクのみとなりそうですが、そちらも終了する可能性があります。
また、ドコモが終了させるということは、2015年夏モデル以降のフィーチャーフォンは、Androidベースとなる可能性があります。
データリンクソフトは普通は不要
私は一番効率的なガジェットの組み合わせは、フィーチャーフォンと、タブレットかモバイルPCだと思っています。スマホの小さな画面でチマチマ作業するより、通話はフィーチャーフォン、データ処理はタブレットかモバイルPCと分けた方が効率がよいと思います。
そこまで使いこなせている人なら、今回の通知で対策を考えるでしょう。
また、データリンクソフトを使いこなせる人なら、既にスマートフォンに移行しているでしょう。
フィーチャーフォンから機種変更する場合でも、ドコモショップにある装置を使えば、新しい機種にデータを移行出来ます。
ですので、自分のことだけを考えれば、データリンクソフトの提供が終了しても問題ありません。
特殊な状況
しかし、自分の関係者でフィーチャーフォンを使っている人が居たら状況は少し変わります。
フィーチャーフォンを使う人は、一般的にはデータリンクソフトなどを使いこなせる人は少ないでしょう。そのため、電話帳のバックアップなど取っていません。そしてフィーチャーフォンの電話帳を使う人は、メモなどにハードコピーも取っていないでしょうから、フィーチャーフォンの電話帳がすべてとなります。
もし、その人に何かが起きて、その人の関係者に連絡しなければならない場合、連絡先は全てフィーチャーフォンの中という状況になってしまいます。
もちろん、画面を見て書き写すことも出来ますが、急いでいる場合は、データリンクソフトで引き抜いた方が早いでしょう。
このように、必要なのは、自分ではなく、自分の関係者にフィーチャーフォンを使っている人がいる場合です。
ドコモケータイdatalink
ドコモケータイdatalinkは以下のサイトで配布されています。
- ドコモケータイdatalink
「ダウンロードリスト」の「ドコモケータイdatalink」と「かんたん操作ガイド」と「一括ダウンロード」をまずダウンロードしておきます。
あとは、必要になった時にWindows 7かWindows 8.1のパソコンにインストールすればよいのですが、ドライバーの問題があります。
通常は、USBケーブルでフィーチャーフォンをパソコンに接続するとネットワーク経由で、専用のドライバーがインストールされます。しかし、ネットワークが使えない場合や、ドコモがマイクロソフトにドライバーの提供を終了してしまった場合は、ドライバーがインストール出来ません。
ドライバーは、上記ページの「NTTドコモお客様サポート・FOMA通信設定ファイル」をクリックした先のページからダウンロードし、インストールすることが出来ます。
機種がわかっていれば、その機種のドライバーをダウンロードしておけばよいのですが、ドライバーはFOMAフィーチャーフォン全機種について機種毎にあるので、予めすべてダウンロードしておくには数が多すぎます。
保険ですので、機種が分からなければ使いそうな機種のドライバーを落としておくしかありません。
USBケーブル
ドコモが販売しているものは、下記の3種類とのことです。
- FOMA 充電機能付USB接続ケーブル 02
- FOMA 充電機能付USB接続ケーブル 01
- FOMA USB接続ケーブル
100円ショップでも売っています。また、「ミニUSB-->FOMA」という変換コネクターなども使えます。ミニUSBは、PSPやPS3のコントローラーで使われているUSB端子です。「マイクロUSB-->FOMA」というものもありますが、殆どの物はデータ通信が出来ず、充電専用です。
これも次第に入手困難になるでしょう。
まとめ
フィーチャーフォンのデータリンクソフトは、自分はスマホを使っているので関係ないと言わず、周りに必要になりそうな人がいないか考えてみて下さい。
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