SoftBank 4G(AXGP)に対応した下り261Mbpsの「Airターミナル2」が2015年12月に発売になります。
今までは宅内への光回線の引き込み方法の関係で100Mbps以上は戸建てないと難しかったのですが、電波を使った引き込み方法では、そんなことは関係なくなります。
ただしクラウド全盛の現状では思わぬ落とし穴があります。
SoftBank Air
各ニュースでの紹介記事はこちらです。
- 「SoftBank Air」の宅内機器に下り最大261Mbpsの新モデル(ケータイWatch)
- 下り最大261Mbpsで“容量制限なし” 新「SoftBank Air」が12月スタート(ITmedia)
- 宅内用Wi-Fiルータ SoftBank Air 02発表。4x4MIMOとCAで受信261Mbps、3日3GB制限無し(engadget)
以前から提供されているサービスですが、今回「Airターミナル2」を投入することにより、キャリアアグリゲーションと4×4のMIMOを組み合わせることにより、理論値で下り最大261Mbpsを実現したとのことです。
無線はオーバーヘッドが非常に大きいので実効スピードは半分程度でしょう。それでも100Mbpsは超えていますのでフレッツ光などの有線回線よりは速いことになります。(1Gbpsなどの高速契約を除く)
電波を使うということで、容量や速度制限などが心配されますが、SoftBank Airについては容量は無制限で、使用量による速度制限も無いそうです。
ただし、上りは10Mbps
普通にインターネットでWebを見たり、ビデオを見たりするには、上りに対して圧倒的に下りの容量が大きいので上りの速度はあまり問題になりません。
しかし、今はクラウド全盛の時代です。データは一度すべてクラウドに集約され、その後、スマホやタブレット、パソコン、テレビなどに同期されます。
Windows 10の便利な機能はOneDriveとの連携が前提となっています。
iPhoneやiPadについてもiCloudを中心に同期がとられます。
AndroidについてもGoogleのサービスが前提です。
例えば、スマホで子供の写真を撮って、それを目の前にあるタブレットに転送しようとすると、実際は一度クラウドにアップされ、その後、タブレットにダウンロードされます。
何が言いたいかと言うと、上りが10Mbpsしかないということは、同期するためにクラウドへアップするのに時間がかかりすぎるということです。
今まで光回線を使っていた人が、SoftBank Airに変えたところ、機器間の同期が異常に遅くなるということが起こり得ます。
まとめ
クラウドを使うということは上りの速度も重要な要因となることを認識すべきです。
これからは回線を選ぶ場合は、下りの速度だけでなく、上りの速度も確認する必要があります。
コメント
エリア内と言われたので契約しました。所が使うと電波が大半切れる。繋がらない
騙された感じ
コメントを頂き、ありがとうございます。
電波を使う機器は選定が難しいですね。携帯なら電波の入るところに移動すればよいですが、自宅に設置するタイプは装置を動かせませんから。
本当に電波が入るのかテストする貸し出しサービスをやっていればよいのですが、SoftBank Airはやっていないようです。
本契約してエアーの本機到着後、一週間以内ならその旨を伝えれば即解約可能と電話で確認できましたよ。
使えないのに金だけ延々と取り続けることは流石に業界ルールに抵触するかなと。
コメントを頂き、ありがとうございます。
2016年5月21日から電気通信事業法が改正され、通信サービスについてはクーリングオフが適用されます。
そのため、8日間は一方的に契約解除が可能です。
通信サービスのクーリングオフ制度、総務省によるチェック体制の方針案公表(ケータイWatch)
http://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/752376.html
以前に頂いたコメントは2016年5月18日ですので、そのときは契約解除はできなかったことになります。