Amazonでポニーキャニオンの製品を販売するにはポニーキャニオン関係から許可を得ていることが必要となりました。そのため中古専売ので販売ができなくなります。
違法なルートでの入手したものを締め出すことが目的かもしれませんが販路が限定されることで困る人も出てくるのではないでしょうか。
売れない円盤
円盤(Blu-ray、DVD)が売れていないそうです。
- 8月のビデオ売上は前年比66.2%で大幅減。前年の「ズートピア」などの反動(AV Watch)
BD市場でアニメBDは全体の売り上げに大きく貢献するものですが、BD全体の販売本数は2016年8月比で52.5%と半減しています。
アニメBDは全12話を2話ずつ6回に分けて販売することから円盤マラソンと言われます。高価なBDを最後まで買い続けられるかということです。
多くの人は金が尽きて脱落します。それは購入するかどうかの判断を6回することに問題があると考えた販売元は最近はBOX販売に切り替えてきました。
6話ずつの2BOXまたは4話ずつの3BOXとすることで判断する回数を2回、3回と減らし、買うと判断した時にできるだけ多くの出費をさせることで売り上げを確保するためです。
この策により、1回の購入で1万円弱だった売り上げを、2万円にすることができました。
この販売方法が多少効いているのか売り上げは2016年8月比で60.5%と販売数量ほどには落ち込んでいません。
中古販売を規制
この策でも売り上げの落ち込みはカバーできていません。
そのためか、この秋の新作アニメのBD販売は妙にバンダイビジュアルからのものが多くなっています。今までBDを販売していたメーカーが販売を請け負ってくれなくなり大手のバンダイビジュアルに泣きついたのではないでしょうか。
一方、作品を引き受けなかったメーカーもそれだけでは生き残りが難しくなり中古販売を規制してきたと考えられます。
ポニーキャニオンの規制は、ポニーキャニオンまたは卸からの購入証明またはポニーキャニオンからの販売の許可証明が無い場合はAmazonでの販売が行えないとするものです。中古業者は販売できないはずなのですが、新品も扱っているところは継続して販売していません。
この策が実施されたことで、同業他社も追従する可能性がありますし、Amazon以外の中古業者にも同様の対応を迫るでしょう。
今では販売も、映像配信もされていない作品は沢山あります。あるのは個人の手元であり、最近はフリマで安く入手できるようになりました。しかしフリマやオークションにも規制が入ると中古業者からしか入手できなくなるかもしれません。
合法なのか
中古販売は版権をもつ企業にとって「目の上のたんこぶ」です。
Sonyが中古ゲームの販売を規制しようとして失敗するなど過去に何度も問題となっています。
私は法律は分かりませんが、今回の件も問題になる可能性があります。
その場合でも決着がつくまでには時間がかかるでしょうから、一部の商品は消えることになります。
まとめ
今後BD、DVD、CDの中古販売がどうなるかは分かりません。
ただ、ポニーキャニオンの製品を新品以外で入手するのが難しくなるかもしれません。
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