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SoftEther VPNによるVPN環境構築(3)ネットワークアドレスの変更

 

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SoftEther VPNでVPN環境を構築し、その後、地区間接続を行う場合、接続先のネットワークとIPアドレスが競合しないように変更しなければならない場合があります。

ここでは、その点を考慮して前もってネットワークアドレスを変更しておきます。

家庭内ネットワークのIPアドレス

通常、家庭内ネットワークで利用するIPアドレスはローカルアドレスとして使用可能なIPアドレスの中で192.168.aaa.bbbが使用されます。

IPアドレスは32ビットの2進数で表されますが便宜上、8ビットずつ4つに分けて10進数で表記されます。区切り方は8ビットとは決まっておらず、aaa.bbbの16ビットを7ビット、9ビットと区切って使う場合もありますがここでは省きます。

通常、aaaの部分をネットワークのアドレス、bbbの部分を各機器のアドレスとして区別します。bbbの部分は8ビットなので10進数で0~255の値を取れますが、0と255は特別な意味があり各機器のアドレスとしては使えません。

家庭内ネットワークで利用されるブロードバンドルーターは通常192.168.aaa.1を使用しています。

この記事では地区間接続のL3スイッチは192.168.aaa.254とします。

したがって、家庭内ネットワークの各機器のIPアドレスは192.168.aaa.2~192.168.aaa.253から選ぶことになります。

aaaの部分はどの家庭でもブロードバンドルーターに初期状態で設定されている値を使用しているでしょう。そのため、地区間接続(家庭間接続)を行うとaaaの部分が同じとなり不具合が発生します。

それを避けるため、予め、自分のネットワークアドレスを変更しておこうということです。接続することが決まっているなら同じアドレスにならないように関係者で話し合って決めてください。

ここでは仮に家庭内ネットワークのアドレスaaaを「2」とすることとします

したがって、家庭内ネットワークの各機器のIPアドレスは192.168.2.2~192.168.2.253から選ぶことになります。

なお、地区間接続などやることは無い、やったとしても相手側のネットワークアドレスを変えさせる、というのならこの記事は飛ばして頂いて構いません。

固定IPアドレスで使用している機器の変更

DHCPでIPアドレスを取得している機器はブロードバンドルーターの設定を変更すれば自動的に新しいネットワークアドレスに変わります。

しかし、固定IPアドレスで使用している機器はブロードバンドルーターの設定を変更する前に、変更しておく必要があります。

テレビやBD/DVDレコーダーなどのAV機器はリモコンで操作することを前提に作られていますので、各機器の設定画面でIPアドレスがどう設定されているか確認します。

「自動取得」などになっていれば問題ありませんが、「手動設定」などになっている場合は、例えば「192.168.1.201」などとなっていたら「192.168.2.201」に変更しておきます。

生活家電にもネットワークに繋がるものがありますが、同様に操作パネルで設定できるはずなので確認して必要なら変更します。

複合機、プリンター、ゲーム機なども操作パネルで設定できますので確認して必要なら変更します。

パソコン、タブレット、スマートフォンなどはDHCPで取得しているはずなので問題無いでしょう。

NASやWi-Fiルーターに関しては操作パネルも無く、ネットワーク経由でしか設定できないため慎重に設定してください。

変更忘れが無いかの確認

一通り変更したら、変更し忘れが無いか確認します。

例えば、iOSやAndroidならばこのようなアプリで確認できます。

SoftEtherVPN-Network-Analyzer-Lite-01

アプリを起動して、LANでScanを実行すると家庭内ネットワークに接続されている機器が表示されます。固定アドレスを変更したものはリストには表示されないはずです。表示されるのはブロードバンドルーターとDHCPでアドレスを取得している機器だけのはずです。

表示されたメーカーから機器を特定して変更し忘れが無いようにします。

SoftEtherVPN-Network-Analyzer-Lite-02

ネットワークアドレスの変更

固定IPアドレスを設定している機器のIPアドレスの変更が完了したら、ブロードバンドルーターでネットワークアドレスを変更します。

ブロードバンドルーターは各家庭で違いますので取扱説明書でネットワークアドレスの変更やLAN側IPアドレスの変更などという項目を探してください。

例えば、Bフレッツ用のブロードバンドルーターのRV-S340SEでは「DHCPv4サーバ設定」という設定項目の中の「LAN側IPアドレス/マスク長」という項目で設定できます。ブロードバンドルーターのアドレスを設定することでネットワークアドレクも決まるようです。

通常はDHCPサーバーも連動して変わるのですが、RV-S340SEのように明示的に設定しなければならない場合は、こちらのネットワークアドレスも変更します。ここでは192.168.2.10から50個となっていますが、今は元の設定のネットワークアドレス部分だけを変更してください。

SoftEtherVPN-network-05

変更に問題が無いかの確認

ブロードバンドルーターの変更が完了したら、各機器を再起動して従来通り使えるか確認してください。

また、Network Analyzer Liteを使えば固定IPアドレスの機器も表示されるはずです。

もしも、動作しない機器があったり、変更し忘れていてネットワーク経由でないと変更できない場合は、ブロードバンドルーターの設定を一時的に元に戻して設定し直します。

この時、ブロードバンドルーターのIPアドレスは、変更前192.168.1.1、変更後192.168.2.1などと変わっているので設定画面にアクセスする場合は注意してください。アドレスではなく取扱説明書にあるntt.setupなどでアクセスする場合は検索にならないように、必ずhttpを付けてhttp://ntt.setup/ とアクセスしてください。

まとめ

ネットワークアドレスの変更方法について説明しました。

地区間接続などやらなければ通常は変更する必要ありませんが、デフォルト設定というのは何かと危険ではありますので、変更しておいた方がよいかもしれません。

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