Windowsの評価期間が不足する場合の対処法

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昔は有償でTechNetやmsdnを契約しなければ、Microsoftプロダクトの評価版は入手出来ませんでした。しかし、今はTechNet Evaluation CenterやWindows Insider Programから無償で入手出来るようになりました。

それでも評価版ですので、使用期限はそれぞれ設定されています。その期限を過ぎた場合は、Windowsのインストールからやり直す必要があります。

しかし、現実には評価業務だけを行えることは少ないでしょう。環境を整え、いざ評価を始めようとしたところで、急な割り込みの仕事が入り、ひと段落ついたと思ったら、評価期限を過ぎていたなどということもあります。

そのような場合の救済策だと思われますが、Microsoftは専用のコマンドを用意しています。

対処法

  1. 管理者権限のコマンドプロンプトを開く
  2. 「slmgr -rearm」を実行する
  3. 再起動し、再度ライセンス認証を行う

この方法で、評価版に設定された日数だけ使用期限を延長出来ます。

注意点

この方法はあくまで、評価期間が不足する場合の救済策です。

Windows 7 Enterprise評価版では、5回も延長することが出来ました。90日×6=540日=1年半も使用出来たため、評価目的以外で使われることがあったのでしょう。

Windows 8.1 Enterprise評価版では、1回だけ延長することが出来るように変更されています。したがって最大評価期間は、90日×2=180日=半年ということになります。

ハード環境テストの勧め

今更Windowsの評価など必要無いと考えるかもしれません。しかし、評価対象はソフトウェアに限られるわけではありません。ハードウェアの評価が必要な場合もあります。

Windows 8以降、ネットワークに繋がれていると、自動でWindowsが認証されるようになってしまいました。そのため何かパーツを変える都度、電話で再認証する必要があります。

ATX M/BやNUCなどで自作PCを組み立てる場合、初期不良や部品の不具合などは、結構な割合で発生します。そのため、まずWindowsをインストール出来るところまで組み立てたら、評価版をインストールしてハードに問題が無いことを確認した方がよいと思います。

ハードに問題が無くとも、パフォーマンス的に不満がある場合は、SSDへの変更、より高速なCPUへの変更なども考えられます。

これで当面はハード変更の必要はないと確信出来たところで、DSP版などの購入したWindowsをインストールすれば、構成を変える都度、電話で認証する必要はなくなります。

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