Windows 11 最初のInsider Preview配信開始、システム最小要件の理由についても説明

Insider Preview
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Windows 11の最初のInsider Previewが配信されました。

また、Windows 11のシステム最小要件を決めた理由についても説明されました。ただし、最小要件の変更はありません。

最初のWindows 11 Insider Preview

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日本時間で2021年6月29日早朝に、Windows 11 Build 22000.51がDevチャネルに配信されました。

この記事では、Windows 11での変更について、これまで公開されてきたものより詳細に説明されています。

Flight Hubによると今回はISOファイルの配信が無いないようです。

配信されればこちらからダウンロードできるようになります。(Microsoftアカウントでのサインインが必要)

 

Windows 11のシステム最小要件について

また、問題の原因となっている「PC正常性チェック」アプリですが、何故、Windows 11が実行できないと判定されるのかについて詳細に説明されました。

何故、システム最小要件をこのように決めたのかという点について抜粋します。

基本的な方針はこのようなことだそうです。

Windows 11 is designed and built as a complete set of experiences, unlocking the full power of the PC our customers have come to rely on, including in areas like security, reliability, compatibility, video conferencing, multitasking, playing, creating, building, learning and more. We need a minimum system requirement that enables us to adapt software and hardware to keep pace with people’s expectations, needs and harness the true value and power of the PC to deliver the best experiences, now and in the future. To do that, we were guided by the following principles:

 

Google翻訳結果は以下となります。

Windows 11は、セキュリティ、信頼性、互換性、ビデオ会議、マルチタスク、再生、作成、構築、学習などの分野を含め、お客様が信頼するようになったPCのフルパワーを解き放つ、完全なエクスペリエンスのセットとして設計および構築されています。もっと。ソフトウェアとハ​​ードウェアを適応させて人々の期待やニーズに対応し、PCの真の価値とパワーを活用して、現在および将来にわたって最高のエクスペリエンスを提供できるようにするための最小システム要件が必要です。そのために、私たちは次の原則に導かれました。

 

今後10年ほど、Microsoftが理想とするパソコンの利用形態を実現するためには、ここで底上げが必要ということでしょう。

セキュリティ、信頼性、互換性という3点からシステム最小要件を決めた理由が説明されています。

  1. Security. Windows 11 raises the bar for security by requiring hardware that can enable protections like Windows Hello, Device Encryption, virtualization-based security (VBS), hypervisor-protected code integrity (HVCI) and Secure Boot. The combination of these features has been shown to reduce malware by 60% on tested devices. To meet the principle, all Windows 11 supported CPUs have an embedded TPM, support secure boot, and support VBS and specific VBS capabilities.
  2. Reliability. Devices upgraded to Windows 11 will be in a supported and reliable state. By choosing CPUs that have adopted the new Windows Driver model and are supported by our OEM and silicon partners who are achieving a 99.8% crash free experience.
  3. Compatibility. Windows 11 is designed to be compatible with the apps you use. It has the fundamentals of >1GHz, 2-core processors, 4GB memory, and 64GB of storage, aligning with our minimum system requirements for Office and Microsoft Teams.

 

Google翻訳の結果も掲載します。

  1. セキュリティ。Windows 11は、Windows Hello、デバイス暗号化、仮想化ベースのセキュリティ(VBS)、ハイパーバイザーで保護されたコードの整合性(HVCI)、セキュアブートなどの保護を有効にできるハードウェアを要求することにより、セキュリティの水準を引き上げます。これらの機能の組み合わせにより、テスト済みのデバイスでマルウェアが60%削減されることが示されています。原則を満たすために、Windows 11でサポートされているすべてのCPUにはTPMが組み込まれており、セキュアブートをサポートし、VBSおよび特定のVBS機能をサポートしています。
  2. 信頼性。Windows 11にアップグレードされたデバイスは、サポートされた信頼できる状態になります。新しいWindowsDriverモデルを採用し、99.8%のクラッシュフリーエクスペリエンスを達成しているOEMおよびシリコンパートナーによってサポートされているCPUを選択することによって。
  3. 互換性。Windows 11は、使用するアプリと互換性があるように設計されています。1GHzを超える基本、2コアプロセッサ、4 GBのメモリ、64 GBのストレージを備えており、OfficeおよびMicrosoftTeamsの最小システム要件に適合しています。

 

これらの理由から、

  • Intel 第8世代プロセッサ
  • AMD Zen 2
  • Qualcomm 7、8シリーズ

を搭載したシステムを最小要件としたそうです。CPUはスペックではなく世代で切り捨てています。

ただし、Intel 第7世代とAMD Zen 1については、要件を満たすかどうかテストするそうです。

 

「PC正常性チェック」アプリは配布中止

混乱の原因となった「PC正常性チェック」アプリは一時的にダウンロードできなくなりました。

当面は、このページを参照するようにとのことです。

 

まとめ

MicrosoftはWindows 11の最小要件を変えるつもりは無いようです。特にCPUはスペックではなく世代で切り捨てられますので、どうしようもありません。

正式リリースまでの短い間はテストでインストールはできたとしても、Windows 11を使いたいなら正式リリースまでには、ハードを買い替える必要があります。

これはCPUを世代で切り捨てているので仮想環境でも同様です。

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コメント

  1. Sasebo より:

    「お使いのPCは最小ハードウェア要件を満たしていない」と表示されましたが、Dev版に限りインストールはできるぽいですね。

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      そのようですね。まだ、システム最小要件を満たしていなくてもインストールできるのは猶予期間みたいなもののようです。

      Insider Previewを使い続けるにはハードの変更は必須でしょうね。

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