楽天ブロードバンドLTEを契約したので、b-mobile SIM(イオン専用)との比較を簡単に記しておきます。
APN設定
APNの設定は、各社のサイトに記されています。
ここで、APN名が、b-mobileの3G専用と楽天ブロードバンドLTEで、「dm.jplat.net」と同じため、PROXYを通していることなど、同じ環境なのかもしれません。
スピード
今回は、簡単に、PS Vitaの通信テストを使って速度比較を行いました。そのため比較対象としてドコモのプリペイドプランについても合わせて比較しました。場所は東京都可下です。
PS VitaではLTEは使えませんので3Gでの比較となります。
b-mobile SIM(イオン専用)は通常150Kbpsですが、今回は条件を揃えるため、TurboChargeをONにしています。また、ドコモのプリペイドプランは、プラン100Hに付いているハイスピード3Hを使用しています。
3回以上測定し、SIMを交換していったのですが、楽天ブロードバンドLTEが遅いので、電波の状態が変わった可能性も考え、以下の順で測定しました。
ドコモプリペイド-->b-mobile-->楽天LTE-->b-mobile—>ドコモプリペイド
結果は以下のとおりです。大きくずれるデータを除いて6回から10回の平均です。計測時刻は平日の22時から23時ぐらいの時間帯です。
楽天ブロードバンド LTE |
b-mobile SIM (イオン専用) |
docomo プリペイドプラン |
|
条件 | そのまま | TurboCharge使用 | 3Hのハイスピード使用 |
ダウンロード | 592.5Kbps | 1.186Mbps | 1.833Mbps |
アップロード | 185.2Kbps | 225.6Kbps | 224.3Kbps |
NATタイプ | タイプ3 | タイプ3 | タイプ1 |
流石にドコモは速いです。楽天ブロードバンドLTEとb-mobile SIM(イオン専用)は同じような接続先なのに速度がこれほど違うのは、バックボーンが細いからかもしれません。ドコモ以外は、NATタイプが、タイプ3であることから、アプリケーションによっては使えない可能性もあります。
計測時間帯は、ビジネスタイムではありませんが、インターネット全体が重くなる時間帯です。ドコモがMVNOに対して何かしらの制限をかけていない限り、プロバイダー(APN)までの条件は同じはずです。ビジネスタイムでないにもかかわらず、これだけ違いがあるとすると、ビジネスタイムでは、これ以上に差が広がる可能性があります。
測定時の最大速度
楽天ブロードバンドLTE
b-mobile SIM(イオン専用)+TurboCharge
ドコモ100Hプリペイドプラン 3Hハイスピード
残容量
現状、楽天ブロードバンドLTEのメンバーステーションは、あくまで支払いに関する手続きをするサイトで、200MBの通信量があとどれくらい残っているか知ることは出来ません。今後、追加購入が可能になれば、知ることが出来るようになるとは思われます。
一方、b-mobile SIM(イオン専用)は、My b-mobileからTurboChargeの残りの通信量が確認出来ます。
ただし、TurboChargeを使う場合は、b-mobileで接続している回線からでないと切り替えが出来ません。そのため、Androidアプリからの通信、切り替えサイトの表示などのデータ量もTurboChargeの100MBにカウントされてしまいます。
まとめ
想定していたように、楽天ブロードバンドLTEは安価な分、デメリットがありました。確かに、200MBまでとは言え、b-mobile SIM(イオン専用)の通常速度150Kbpsよりは速いのですが、1Mbpsにも届かない速度は、どうかと思います。b-mobileは最近、通常速度が150Kbpsに増速され、実際、平均してその速度が出ています。
光ポータブルのLTE対応版が出ていないため、安価にLTE対応モバイルルーターを入手出来ないこと、まだ、Xiのエリアが狭いことから、LTEの恩恵が受けられません。そのため、楽天ブロードバンドLTEも3Gとして考えた方が良いかもしれません。
それほど速度が上がらないが、平均的に少し速い「楽天ブロードバンドLTE」と、いざという時、TurboChargeで十分な速度まで増速できるb-mobile SIM(イオン専用)と、どちらが自分に合っているか考えて選択する必要があります。
コメント
地域的なものもあるでしょうが私の住む島根県では3Gで下りは2~3Mbpsでます、上りは200kbpsですね。
使用する人が多い都会と少ない田舎とXiエリアでの3G使用という違いが出たと思います。
イオンの980円SIMを解約しての変更です。
TurboChargeも使いましたが外出先でのスイッチオンに時間がかかったので変更しました。
使い方が下手だったのかもしれませんが使用量が300MBだったので迷わず変更しました。
医療学校生の父 さん、コメントをありがとうございます。
楽天LTEは、安すぎるので何かあると困るため、1ヶ月だけ重複させて、イオンSIMと並行して使っていました。
この記事以降も何度かiPadなどの一般的なアプリで、速度を測定してみましたが、状況は大きく変わりませんでした。
しかし、150Kbps以上は出ているので、イオンSIMは解約しました。
LTEの高速エリアも首都圏はまだ先になるようで、地域による速度差は仕方ないのかもしれません。
ただ、端末代金を別にすればテザリングも安くなってきているので、そろそろ端末をまとめる時期かなとも考えています。
11/25から日本通信 bモバイル4G amazon限定シム500M(1,980円)から楽天LTE(980円)への乗り換えです。月々150M程度の使用です。12/05の中板橋での測定ですが、Galaxy Sでの測定ですがダウンロード3.24Mbps、アップロード0.308Mbpsです。LTEは使えない機種ですので、3Gハイスピードでの測定値です。何回か測定しましたがほぼ同じ値でした。満足のいく速度でした。残量確認ができないのは不便ですが、LTE制限量超過しても128kbpsでは通信できるで良しとします。
通りすがり さん、中板橋での状況を教えて頂き、ありがとうございます。
都内でもそのような速度が出るなら、12月になって状況に変化があったのかもしれませんので確認してみます。
再度、お邪魔します。Ideos U8150-Bでの同日の測定値は、ダウンロード0.57Mbps、アップロード0.23Mbpsです。端末のスペックの差が顕著に出ます。普段はIdeos U8150-Bはデザリング専用で使用しております。Ideos U8150-Bの端末仕様は下り7.2Mbps/上り384kbps(ベストエフォート)でGalaxy Sも同じスペックですが同時時刻、同じ場所でこれだけの差が出ます。
通りすがり さん、詳細な測定結果を教えて頂き、ありがとうございます。
VITAはスペックが低いですが、10分程度の時間差で測定したドコモやb-mobileと、これだけ差があるとスペックの問題では無いと考えておりました。
モバイルルーターを経由せず、スマホに直接刺して測定した方が速い結果が出るようですね。
測定環境が揃えられたら測ってみたいと思います。
現在楽天LTEを使用中、娘がmediasで使用するのでとられてしまいました。自分のgalaxy tab 7.0を動かすのに、もう1枚楽天LTE980円を購入するのか、b-mobile 1980円 1GBプランにするのか悩み中。楽天980円も容量増設オプションが1月上旬に発売予定とありますが、どんな内容なのでしょうか?
gokuhaze さん、こんにちは。
楽天ブロードバンドからの通知によると、2013年1月上旬にリリースされる「容量追加オプション」は、100MB/525円だそうです。有効期間も90日で、b-mobileのTurboChargeの有効期間180日の半分です。
期間限定で12月まで400MB使えていましたが、今後も同様に使うと、b-mobileスマートSIM月額定額1980以上の費用が掛かります。
コンスタントに300MB以上使うならb-mobileの方が良さそうです。