ナノファルコンデジカムはCCPから発売された、カメラ内蔵の小型変形ヘリコプターのラジコンです。
予約開始時は、どの店舗でもすぐに予約終了してしまったため、1万円以上の高値で転売する輩も出ましたが、十分な出荷量があるようでamazonやヨドバシでは普通に購入できます。
カメラが30万画素(640×480)、動画も30fpsとスペック的には物足りませんが、被写体に近づいてコントローラーからシャッターを切れるのは便利です。
ナノファルコンデジカムの詳細については下記の製品ページを参照してください。また、製品ページの一番下には取扱説明書のPDFも掲載されています。
製品仕様は以下の通りです。
パッケージは、このような感じです。大きなパッケージでA4サイズ程度の大きさがあります。
写真や動画を記録するMicroSDカードは別売りです。
32GBまでのMicroSDカードが使えますが、2GBでも15,000枚の静止画か40分の動画撮影(音声無し)が可能です。
静止画が640×480画素で100KB/枚のJPEG、動画が640×480 30fpsで20MB/分のAVIです。動画はWindows Media Playerで再生できます。
飛行可能時間が4分と短く、ヘリコプターの電池交換ができないため、小さな容量のMicroSDカードで十分でしょう。
コントローラーの電源として単4形アルカリ電池が4本必要ですが、別売りです。
Nano Falcomアルファー(下側)との比較ですが、動画撮影回路とそれに伴う消費電力の増大に対応するためバッテリーが大きくなり、全体的に大きくなったように思えます。
電源スイッチは、ここにあります。
背面の充電端子はMicroUSBです。
蓋を持ち上げてMicroSDカードをセットします。
本体底面にはSiLverLitと記載があります。SiLverLitのOEM製品のようです。
MicroSDカードをセットした状態での本体重量は21.1gです。
Nano Falconアルファーと比較して2倍の重量となっているため、プロペラが大きくなっています。
小型のクワッドコプターとの比較ですが、本体が重くプロペラが少ないため、プロペラが大きく、ぶつかった時は危険です。
より大きなクワッドコプターと比較してもプロペラが大きいです。なお、このクワッドコプターはHD動画撮影対応でバッテリー交換も可能のタイプです。
コントローラーの本体収納部です。プロペラを折り畳んで、逆さにして格納します。左右の人差し指がかかる銀色のボタンの左側が動画撮影のSTART/STOP、右が静止画撮影のシャッターです。
接合部などを見ても、安もの感は否めません。
コントローラー底面にもSiLverLitの記載があります。
コントローラーの操縦側です。撮影中は右のレバーの上のLEDが点灯します。
カメラ側の下部を開いて単4形アルカリ電池4本をセットします。
本体充電用のMicroUSBケーブルですが、パッケージ裏面の写真のものより短いです。
Nano Falconアルファーのコントローラーとの比較です。
Nano Falconアルファーのコントローラーは単3形アルカリ電池4本を使いますが、本体の充電も行います。端子を立てて、
本体に差し込んで充電します。
Nano Falconアルファーのコントローラーは充電機能が付いていますので、本体とコントローラーを持ち歩けば遊べますが、ナノファルコンデジカムは本体の充電用に別途USBバッテリーを持ち歩く必要があります。
やはり重い感じがします。また、折り畳み式のためか重心が偏っていて、真っ直ぐ上に浮きませんでした。飛び上がってしまえばホバリングなどは可能です。
サンプルは掲載できないのですが、写真に関しては単焦点のVGAカメラですので、それなりの写真にしかなりません。
動画は、感度が低いのと、30fpsとフレームレートが低いことで、動きながらの撮影では画像が流れてしまいます。
用途としては、動画より、被写体に近づいての静止画撮影の方が適していると感じました。
話題性はありますが、カメラ性能の低さに不満が残ります。変形ギミックにお金がかかっているためなのでしょう。
コントローラーからシャッターを切って静止画を撮影できる点は便利でしょう。
なお、G-ForceからPXY CAMという空撮できる超小型クワッドコプターも発売されました。空撮がしたいならこちらもお勧めです。
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