Windows 10 バージョン1709 プライバシー

Solomonレビュー[redémarrage]

Windows 10 Fall Creators Updateのプライバシー設定(詳細)

 

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2017年10月17日にリリースされたWindows 10 Fall Creators Update(バージョン1709)ですが、プライバシー設定についてはWindows 10 Creators Updateからほとんど変更はありません。

ただし、項目の追加とデフォルトの変更があります。

Windows 10 Fall Creators Updateのプライバシー設定

2017年4月にリリースされたWindows 10 バージョン1703(Creators Update)以降ではセットアップ時のプライバシーの設定方法が変わりました。

従来のWindowsではセットアップ時に詳細設定を表示させなければMicrosoftが推奨する設定のままでセットアップされてしまいました。

Windows 10 バージョン1703以降では必ず設定画面が表示され、必要ならばオフラインでも各項目の意味を確認できるようになりました。

設定すべき項目もCortanaを含めて6項目に簡略化されました。

ここまで丁寧にプライバシー設定を問われるためこれがすべてだと思うかもしれませんが、これらは特に重要な項目であり残りの設定はセットアップが完了した後で自分で変更しなければなりません。

なお、セットアップ時に問われる6項目は、

  • アップデートを行った場合
  • クリーンインストールした場合
  • パソコンを購入後最初にセットアップを実行した場合
  • 回復手順で初期化を行った場合

などに必ず問われるものです。

販売店などのセットアップサービスではここで説明するデフォルト設定になりますので、手元に戻ってきたところでプライバシー設定から自分で設定し直してください。

 

Cortanaをパーソナルアシスタントとして指定するか

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Microsoftの人工知能であるCortanaをパーソナルアシスタントとして使うかどうかの指定です。

当初のCortanaはWindows 10でMicrosoftアカウントを利用して、Cortanaをそのアカウントへ紐付けることで、よりパーソナルな情報を提供する仕様でしたが、現在はアカウントへの紐付けは行わなくとも使えるようになりました。

ただし、Cortanaはクラウドで音声認識を行うためプライバシーの問題が発生することは変わりありません。

Windows 10にも簡単操作としてWindows音声認識というパソコン単体で音声認識を行う機能が搭載されていますが、認識率が低く、正直言って使い物になりません。

音声認識を使いたいならCortanaを使うべきですが、プライバシーの問題と、まだ、できることが限られているので、試しに使って自分に合っているか確認する方がよいでしょう。

ここで「はい」をクリックしても、使わなくなった場合は「設定」アプリの「Cortana」を開き、すべての項目を「オフ」にすることで、いつでもCortanaのクラウド機能は無効にできます。

 

デバイスのプライバシー設定

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重要な、「位置情報」「音声認識」「診断」「診断データを使用してエクスペリエンスをカスタマイズする」「関連性の高い広告」の5項目について設定します。

それぞれプライバシー設定に対応する項目がありますので、ここで間違えても後で設定変更はできます。

個々の項目の意味についてはWindows 10 バージョン1703から変更はありませんので、詳細が知りたい場合はWindows 10 バージョン1703のプライバシー設定の記事を参照願います。

通常はすべて「オフ」にした方がよいでしょう。だたし「診断」だけは必ず「基本」に設定してください。

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プライバシーの個々の説明に入る前に「設定」の「プライバシー」とは別の場所で設定する2つの項目について先に説明します。

忘れやすいので、先に必ず確認してください。

 

Microsoft IMEクラウド候補と誤変換ファイル

日本語変換の変換効率はエンジンの性能と辞書により決まるわけですが、Windows 10のシステム辞書はあまり更新されません。

その代わりクラウド辞書を頻繁に更新しているのでそちらを使うように提案しているのがクラウド候補です。

デフォルトの設定では、変換した時に「クラウド候補を使ってみる」という表示が出るので、それを選択すると以後クラウド候補を自動的に表示するようになります。

ただし、クラウドを使うということは変換する文字列、および、その前の数文節をクラウドに上げることになります。ここでプライバシーの問題が発生します。

Windows 10は全世界で共通のシステムですが、日本語変換は英語圏では使われないため、「設定」アプリの「プライバシー」には含まれず、別の場所で設定します。

個人を特定する情報は含まれないとしても、気持ち悪く感じるならクラウド候補を使わない方がよいでしょう。

また、変換精度を上げるためにWindows 10は誤変換情報をファイルに保存し100件貯まったところで自動的にクラウドに送信しています。

これら2つの送信を止める設定を説明します。

「設定」アプリを起動し「時刻と言語」をクリックします。

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左側の部分で「地域と言語」を選択し右側の「日本語」をクリックします。

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項目が展開され「オプション」ボタンが表示されるのでクリックします。

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表示された画面をスクロールして「キーボード」の項目の「Microsoft IME」をクリックします。

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項目が展開され「オプション」ボタンが表示されるのでクリックします。

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表示された画面をスクロールすると「クラウド候補」の項目があります。

「確認する」をクリックすると

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「オフ」「確認する」「自動的に確認する」の3つの選択肢がありますので「オフ」を選択します。

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「確認する」にした場合は、変換した時に[クラウド候補を使ってみる]と表示される場合があり、それを選択すると以後クラウド候補を使うことになります。

「自動的に確認する」にした場合は常にクラウド候補を表示するようになります。

入力した文章をクラウドに送信しないようにここでは「オフ」にします。

次に「詳細設定を開く」をクリックします。

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「Microsoft IMEの詳細設定」ダイアログが表示されるので「予測変換」タブに切り替えます。

「オフ」にしたことで「クラウド候補を使用する」のチェックが外れていることを確認します。

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次に「誤変換データの自動送信」を止めます。

「プライバシー」タブを選択して「誤変換」の部分の「誤変換の履歴をファイルに保存する」のチェックを外して「OK」をクリックして閉じます。

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「誤変換」の部分の「詳細設定」から見ていくとこのような設定があり、誤変換データが100件に達すると自動でMicrosoftに送られるようになっています。

Windows 10 バージョン1709をクリーンインストールした場合は「誤変換データを自動的に送信する」のチェックが外れているようなのですが、以前の環境を引き継いでアップデートした場合は送信する設定になっている可能性がありますので前記のように設定します。

誤変換データは学習結果には影響しませんのでファイルに保存する必要はありません。

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Windows Defenderクラウド保護とサンプル送信

Windows 10 バージョン1703からWindows Defenderはセキュリティセンターに統合されました。

そのためウイルスバスターなどのサードパーティ製セキュリティソフトがインストールされている状態でもセキュリティ状態を監視しています。

プライバシーについてWindows Defenderの機能で問題となるのは「クラウド提供の保護」と「サンプルの自動送信」です。

サードパーティ製セキュリティソフトがインストールされていると設定を変更できない項目もありますが、変更できるものだけ変更してください。

画面はサードパーティ製セキュリティソフトがインストールされていない場合のものです。

「Windows Defenderセキュリティセンター」を起動して左下の「設定」(ギアのアイコン)をクリックします。

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「ウイルスと脅威の防止の設定」をクリックします。

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「クラウド提供の保護」を使いたくない場合は「オフ」にします。

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変更すると「ユーザーアカウント制御」が表示されますので「はい」をクリックして進めます。

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「オフ」にするとこのような表示になります。

ここで注目すべき点はWindows 10 バージョン1703よりも表現が柔らかくなっていることです。

バージョン1703ではMicrosoftの推奨から外れる設定はすべて「悪」という考えの元、赤いアイコンが表示されていましたが、バージョン1709では黄色いアイコンに変更されています。

そして「無視」という表示があり、これをクリックすると注意書きが消えます。

組織でクラウドの使用を禁止している場合など、Microsoftの推奨設定が使えないことでWindows Defenderセキュリティセンターに危険と表示されるのは都合が悪いのでしょう。

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更にスクロールさせると「サンプルの自動送信」がありますので「オフ」にします。

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「ユーザーアカウント制御」が表示されるので「はい」で進めるとこのような表示になります。

「クラウド提供の保護」と同様に「無視」をクリックすると注意書きが消えます。

左上の「ホーム」(家のアイコン)をクリックしてホームに戻ります。

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「クラウド提供の保護」、「サンプルの自動送信」のどちらか、または両方が「オフ」になっているとこのような表示になります。

ここにも「無視」という部分がありますのでクリックすると、

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問題無いように表示されます。

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セットアップ時に設定できないプライバシー設定

ここからが本来のプライバシー設定になります。

セットアップ時に設定する項目は重要な項目で、「設定」アプリの「プライバシー」で設定する項目は利用者の使い方次第で変わってくる項目です。

特にアプリ単位で設定することでプライバシーを細かく設定することができます。

ただし、対象となるアプリは、Windows 10という本体と、UWPアプリと言われるWindowsストアから入手できる新しい仕組みのアプリだけです。

WindowsストアではUWPアプリ以外のデスクトップアプリも配布するようになったため判断が付きにくいのですが、アプリの外観は「Edge」や「設定」アプリと同じフラットデザインで、インストールしたアプリが「コントロールパネル」の「プログラムのアンインストール」に表示されないものです。

一方従来からのデスクトップアプリは従来の手法でプライバシー情報にアクセスできるため、ここでのプライバシー設定が効かない場合もあります。

ここで行う設定はMicrosoftやUWPアプリ提供元にプライバシー情報を送らないための設定と考えてください。

 

「設定」アプリを起動し、「プライバシー」をクリックしてプライバシー設定の詳細を表示します。

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プライバシー設定には以下の項目が左あります。

  • 全般
  • 位置情報
  • カメラ
  • マイク
  • 通知
  • 音声認識、手描き入力、入力の設定
  • アカウント情報
  • 連絡先
  • カレンダー
  • 通話履歴
  • メール
  • タスク
  • メッセージング
  • 無線
  • 他のデバイス
  • フィードバックと診断
  • バックグラウンドアプリ
  • アプリの診断
  • ファイルの自動ダウンロード

Windows 10 バージョン1709ではOneDrive Files On-Demandが実装されたため「ファイルの自動ダウンロード」という項目が追加されています。

また、Windows 10 バージョン1703と違い、Windows 10 バージョン1709では各アプリのアクセス権はデフォルトで「オフ」となっています

 

以下、順に説明しますが、セットアップ時に

  • Cortanaをパーソナルアシスタントとして指定しますか?:はい
  • デバイスのプライバシー設定の選択:デフォルト状態

としてセットアップを行った場合の画面で説明します。

なお、バージョン1703との違いを見たい場合は、バージョン1703のプライバシー設定の記事と比較してみてください。

 

全般

「全般」では「プライバシーオプションの変更」とありますが、基本的には広告に関する設定です。

1番目の項目は広告識別子の利用に関するものです。

広告識別子とは通販サイトなどでの閲覧履歴や購入履歴と利用しているパソコンを紐付けて、iPhoneに関心がある人にはiPhoneアクセサリーなどの広告を、Blu-rayに関心のある人にはUHD BDなどの広告を利用者の嗜好に合わせて表示させる機能です。

2番目の項目は言語から適切な広告や情報を提供できるようにするものです。

日本語に設定してあれば日本で起きたニュースや日本人向けの広告を表示するためのものです。

3番目の項目はユーザーのWindows 10の利用状況の監視を許可するかどうかです。

頻繁に起動するアプリや、よくアクセスするフォルダー、あまり使われないアプリなどを監視することで、ユーザーにとってWindows 10が使い易くなるように表示や検索候補を変更するというものです。

4番目の項目はWindows 10 バージョン1709で追加されたもので「おすすめのコンテンツ」とはMicrosoftの広告です。

Windows 10は、いろいろな場面で広告が表示されるようになっていますが、バージョン1709では「設定」アプリにも広告を表示する機能が実装されたということです。

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セットアップ時に「関連性の高い広告」を「オフ」にした場合は、1番目の項目だけ「オフ」になります

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2番目、3番目の項目はユーザーの利便性を向上させる反面、検索すると変なサイトやファイルが真っ先に表示されたり、スタート画面によく使うアプリが表示されるなど、他人に見られると困ることになる場合もあります。

4番目の項目もパソコンは基本的に道具ですから邪魔な広告は表示されない方が好ましいでしょう。

したがって、4項目とも「オフ」にしておいた方がよいでしょう。

 

位置情報

「位置情報」ではパソコンが持つGPSやWi-Fiから判定されたパソコンが現在存在する場所の情報の使い方について設定します。

モバイルパソコンで持ち歩いている場合は、位置情報をアプリに提供することで迅速に周辺の情報を得られる場合があります。現在位置周辺の地図を見たり、周辺にある店舗や施設を探したりという場面で有効です。

しかし、デスクトップパソコンなどのように特定の場所から移動させないパソコンについては、その場所をアプリに教えてしまうことになります。自宅で使っていれば自宅の場所を教えることになります。

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初期セットアップで「位置情報」を「オフ」にした場合、「このデバイスの位置情報」と「位置情報サービス」は「オフ」となります

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位置情報を利用できるアプリは個別に指定できますが、例えば「天気」の場合、自宅のパソコンなら最初に表示される地域を予め指定しておけば位置情報を提供する必要はありません。

したがって、モバイルパソコンで現在位置の情報を提供して何かしらの情報を得るアプリを使う場合を除いては「このデバイスの位置情報」および「位置情報サービス」は「オフ」にしておいた方がよいでしょう。

 

カメラ

「カメラ」ではパソコンに接続されたカメラについてアプリに対して利用の可否を設定します。

パソコンに接続できるすべてのカメラが対象ではなく「カメラ」アプリから認識できるものが対象です。

専用ドライバーを必要とするものやSkypeなど特定アプリでしか使えないカメラは対象外です。

利用可能なアプリはデフォルトで「オフ」になっていますので利用する場合は個別に「オン」にする必要があります。

なお「Mixed Reality ポータル」を利用する場合は、カメラが接続されていなくても必ず「オン」にしておく必要があります。

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「カメラ」はプライバシーに直結する重要な項目です。

通常はスマートフォンのカメラなどを利用すると思われるので、Skypeのテレビ電話などで利用することが無ければ「オフ」にしておいた方がよいでしょう。

 

マイク

「マイク」ではパソコンの「録音デバイス」に接続されたマイクについて、アプリに対して利用の可否を設定します。

パソコンに接続されたすべてのマイクが対象ではなく「録音デバイス」で「既定」に指定された「マイク」が対象となります。

利用可能なアプリはデフォルトで「オフ」になっていますので利用する場合は個別に「オン」にする必要があります。

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「マイク」もプライバシーに直結する重要な項目です。

従来は利用頻度が低いためヘッドセットなどを接続しないと使えませんでした。しかし、CortanaがWindows 10に搭載されたことでデスクトップパソコンでもマイクを内蔵している機種が出てきています。

CortanaやSkypeなどを使わない場合は「オフ」にしておいた方がよいでしょう。

 

通知

「通知」は画面右下に表示される各種通知と同じ通知をアプリに許可するものです。

利用可能なアプリを個別に指定もできます。

しかし「通知」で指定できるアプリはUWPアプリのみですのでUWPアプリを使っていない場合は意味がありません。

メーラーなどのデスクトップアプリは「通知」の設定に関係なく通知を表示します。Windows 10からの通知も、この設定では制御できません。

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UWPアプリを使用していて、そのアプリからの通知がうるさい場合だけ「オフ」にして、通常は「オン」のままでよいでしょう。

 

音声認識、手描き入力、入力の設定

「音声認識、手描き入力、入力の設定」はCortanaの利用に関する重要な設定です。

Cortanaは音声だけでなく、キーボードから入力した文字列まで使ってユーザーへの提案を考えます。

そのため、音声だけでなく入力した文章もすべてクラウドに送信されます。

Cortanaからパーソナライズされた回答を得るためには、これらの情報は必要ですが、業務上の秘密、他人に知られると困ることなど、クラウドからの情報漏洩が無いとしても気持ち悪いものです。

利便性を取るか、プライバシーを優先するかで利用するかどうかを決めてください。

なお、説明文にある「ユーザー辞書」とは日本語変換(Microsoft IME)のユーザー辞書とは別物です。「オフ」にしても日本語変換の学習結果が消えることはありません。

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セットアップ時に「音声認識」を「オフ」にした場合は「音声認識、手描き入力、入力の設定」は「オフ」となります。

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表示が紛らわしいのですが「音声認識サービスと入力候補をオンにします」とボタンに表示されていますので、現状は「オフ」ということです。

 

アカウント情報

「アカウント情報」はtwitterなどのアプリ連携のようにアプリが自分に成り代わって何かをできるようにすることではなく、アカウント情報に記録された情報へのアクセスを許可するかどうかを設定します。

オフラインアカウント(ローカルアカウント)を利用している場合は何も情報が記録されていないので意味がありません。

これはMicrosoftアカウントを使っていた場合に意味を持ちます。

Microsoftアカウントにはメールアドレス、住所、支払い方法などいろいろな情報が記録されています。これらへのアクセスを許可するかどうかを設定します。

利用可能なアプリはデフォルトで「オフ」になっていますので利用する場合は個別に「オン」にする必要があります。

また、情報の種類は指定できません。

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通常は「オフ」にしておいてアプリがアクセスを要求してきたときに個別に許可するかどうかを判断すればよいでしょう。

 

連絡先

「連絡先」とは「People」アプリまたはWindows 10でサインインに使用しているMicrosoftアカウントに登録された「連絡先」です。

「People」アプリを利用していなくてもMicrosoftアカウントでWindows 10にサインインしているとMicrosoftアカウントの「連絡先」が「People」アプリに読み込まれます。

利用可能なアプリはデフォルトで「オフ」になっていますので利用する場合は個別に「オン」にする必要があります。

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「People」アプリやMicrosoftアカウントに登録した「連絡先」を他のアプリで使う必要が無い場合は「オフ」にしておいた方がよいでしょう。

用途の分からないアプリに利用を許可すると「連絡先」に登録した人にも迷惑がかかるかもしれませんので注意してください。

 

カレンダー

「カレンダー」とは「カレンダー」アプリまたはWindows 10でサインインに使用しているMicrosoftアカウントに登録された「予定表」です。

「カレンダー」アプリを利用していなくてもMicrosoftアカウントでWindows 10にサインインしているとMicrosoftアカウントの「予定表」が「カレンダー」アプリに読み込まれます。

利用可能なアプリはデフォルトで「オフ」になっていますので利用する場合は個別に「オン」にする必要があります。

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「カレンダー」アプリやMicrosoftアカウントに登録した「予定表」を他のアプリで使う必要が無い場合は「オフ」にしておいた方がよいでしょう。

 

通話履歴

「通話履歴」はWindows 10 Mobileが終息したことで、Skypeなど通話アプリによる「通話履歴」と思われます。

通話した相手を「People」アプリで検索してメールアドレスを調べてメールを送るなどの用途と考えられます。

利用可能なアプリはデフォルトで「オフ」になっていますので利用する場合は個別に「オン」にする必要があります。

Windows10-v1709-Detail-Setting-of-Privacy-101

扱いは「連絡先」と同様に考えればよいでしょう。

「People」アプリやMicrosoftアカウントに登録した「連絡先」との連携が不要な場合は「オフ」にしておいた方がよいでしょう。

 

メール

「メール」とは「メール」アプリまたはWindows 10でサインインに使用しているMicrosoftアカウントの「メール」です。

メール内容へのアクセスを許可しますのでメールの内容によっては注意が必要です。

利用可能なアプリはデフォルトで「オフ」になっていますので利用する場合は個別に「オン」にする必要があります。

デスクトップ版OutlookやThunderbirdのようなサードパーティ製メーラーはこの設定の対象外です。

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メール内容を解析させることで仕事の効率を上げることはできますが、メール内容や相手によって判断する必要があります。

メーラーで複数のアカウントを扱っている場合、アカウント単位ではアクセスの可否を設定できませんので注意してください。

通常は「オフ」にしておいた方がよいでしょう。

 

タスク

「タスク」とはWindows 10でサインインに使用しているMicrosoftアカウントの「タスク」です。「To Do」とも呼ばれます。

Microsoft OfficeのOutlookやMicrosoftアカウントのOutlook.comには「メール」「連絡先」「予定表」「タスク」がありますが、Windows 10に予めインストールされている「メール」「カレンダー」「People」には「タスク」はありません。

そのためMicrosoftアカウントでサインインしていない場合は意味が無いかもしれません。

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扱いは「カレンダー」と同様に考えればよいでしょう。

Microsoftアカウントに登録した「タスク」を他のアプリで使う必要が無い場合は「オフ」にしておいた方がよいでしょう。

 

メッセージング

「メッセージング」はSMSまたはMMSの読み取りと送信を設定します。

メッセージングアプリの中でSMSまたはMMSの送受信ができるSkypeなども対象です。

利用可能なアプリはデフォルトで「オフ」になっていますので利用する場合は個別に「オン」にする必要があります。

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SMSまたはMMSを利用できるアプリを使わないなら「オフ」にしておいた方がよいでしょう。

 

無線

「無線」はWi-FiやBluetoothのオン/オフの制御を許可するかどうかの設定です。

「無線」を使った通信を許可するかどうかの設定ではありません。

「無線」にモバイル通信が含まれるかは不明です。

通常は省電力のためにオン/オフの制御はWindows 10に任せた方がよいのですが、大きなファイルのダウンロードに失敗したり、Bluetoothマウスが突然使えなくなったりする弊害もありますので状況をみて設定します。

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通常は「オン」のままで問題ありません。

Wi-FiやBluetoothで問題が発生する場合は「オフ」にして改善するかを確認します。

この設定はプライバシーとは関係無い気がします。

 

他のデバイス

「他のデバイス」とはビーコンのようなものとの通信について設定します。

普通は明示的な動作はしませんが、ショッピングモールでユーザーが入った店や通った経路などの情報を自動的にやり取りしたりします。また来店回数に応じてクーポンを配布するなどのサービスにも利用できるそうです。

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実際にどう使われているか分かりませんし、メリットが見えないのなら「オフ」にしておいた方がよいでしょう。

 

フィードバックと診断

「フィードバックと診断」は重要な項目です。

「完全」にした場合は「音声認識、手描き入力、入力」の設定に関係なく、キーボードから入力した文字列などすべてがMicrosoftに診断データとして送信されます。

「診断データと使用状況データ」は障害が発生した時だけでなく、不定期に送信されます。

この設定は例外無く、必ず「基本」に設定してください

なお、何も送信しないという設定は企業向けのWindows 10以外では設定できません。

「基本/完全」の下のスイッチはMicrosoftからのおススメを表示するかどうかです。

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セットアップ時に「診断」を「基本」にした場合「Microsoftに送信するデータの量を選択」は「基本」となります

また、「診断データを使用しエクスペリエンスをカスタマイズする」を「オフ」にした場合は「適切なヒントや……許可します」は「オフ」となります

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次の項目の「フィードバックの間隔」とは時々Windows 10やアプリについて評価を求められる表示のことです。

デフォルトでは「自動(推奨)」となっていますのでうるさく感じる場合は「タイムアウトしない」に変更します。

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「しない」ではなく「タイムアウトしない」となっているのは翻訳ミスのようです。

英語版Windows 10では「Never」となっていますので最後の選択肢がフィードバックを行わない設定となります。

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バックグラウンド アプリ

「バックグラウンド アプリ」ではアプリのバックグラウンドでの実行を許可するかどうかを設定します。

設定できるのはUWPアプリだけで従来のデスクトップアプリのバックグラウンド動作を制限できるものではありません。

この設定だけは、各アプリはデフォルトで「オン」になっています。

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自分は使わない、または、バックグラウンドで動作させたくないアプリはすべて「オフ」にした方がよいでしょう。

これはプライバシー設定というよりは省電力に関する設定です。

バックグラウンドで情報収集するアプリがあったとしても他のプライバシー設定でプライバシー情報へのアクセスを制限できるためです。

 

アプリの診断

「アプリの診断」では他のアプリの診断情報へのアクセスを設定します。

診断情報にはシステムリソースやアカウントに関する情報が含まれます。

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一般的なアプリは利用しませんので通常は「オフ」でよいでしょう。

 

ファイルの自動ダウンロード

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された項目です。

Windows10-v1709-Detail-Setting-of-Privacy-191

この設定を理解するには新たに実装された「OneDrive Files On-Demand」という機能を理解する必要があります。

ファイルのダウンロードに関する詳しい情報を確認する」をクリックするとInsider Previewの英語の説明ページに飛ばされますので「OneDrive Files On-Demand」の項目を見てください。

と言っても分からないでしょうから、こちらの日本語の説明を見てください。

要は、ローカルストレージとOneDriveのクラウドストレージを区別無くエクスプローラーでファイルのコピーや移動ができるようになります。ただし、実際に使われるまではクラウドストレージのファイルはダウンロードされません。

そしてアプリはダウンロードされているかどうかを知る必要はなく、ダウンロードはWindows 10が自動で行います。

この自動ダウンロードを行うことができるアプリをプライバシー設定で指定することになります。

便利ですが、オフラインでも使える必要があるファイルは予め指定しておく必要があるなど、慣れないと難しい部分もあります。よく理解してから使うようにしてください。

 

まとめ

Windows 10 バージョン1709のプライバシー設定はバージョン1703から大きな変更はありません。

強いて言えば、各アプリがデフォルトで「オフ」となったことでプライバシーは守られますが、最初に一度だけ許可操作が必要となります。

プライバシー設定は重要なものですので、Windows 10をセットアップしたらデフォルトのまま使わず、必ず一度は確認するようにしてください。

 

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