Windows 10 Fall Creators Updateはバージョン1709

バージョン1709
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Windows 10 Insider Preview Build 16288ではデスクトップのウォーターマークが消え、バージョン表示も1709に変わりました。

1709がWindows 10 Fall Creators Updateのバージョン番号とのことです。

Windows 10 バージョン1709

2017年9月15日にWindows 10 Insider Preview Build 16288.1がリリースされました。

Windows10-build16288-1-01

このバージョンではデスクトップに表示されていた「評価コピー」というウォーターマークが消えました。こちらはひとつ前のBuild 16281.1000ですが右下にウォーターマークがあります。

Windows10-build16281-1000-01

また、バージョン表記もバージョン1703からバージョン1709に変更されました。

Windows Blogには、

You will also see that the OS now reports as “Version 1709” which is the official version number for the Windows 10 Fall Creators Update release.

 

とあり、バージョン1709がWindows 10 Fall Creators Updateの正式なバージョン番号であるとのことです。

ただし、

However, this is NOT the final build as we’re not done yet.

 

とのことで、ビルド番号に関しては正式リリース時点ではもう少し進むようです。

 

やはりCreators Updateは未完成品?

Windows 10 Fall Creators Updateはその名前が示す通り、Creators Updateを引きずっていますが、バージョン番号が6しか進んでいないことを見てもCreators Updateは未完成品だったとみてよいでしょう。

Windows 10 Fall Creators Updateでの変更点は以下の項目になります。

 

新機能一覧

  • OneDrive Files On-Demand
    ディスク領域を使わずにOneDriveファイルをエクスプローラーで表示、アクセス
  • 連絡先のタスクバーへのピン留め
    頻繁に連絡をとるユーザーをタスクバーにピン留めしてSkypeやメールからワンクリックでアクセス
  • ファイルのドラッグアンドドロップによる共有
    ファイルをタスクバーの連絡先に直接ドロップしてメールを開始したり、共有ピッカー経由で連絡先と直接共有
  • PC上のタッチキーボード
    片手方式のタッチ キーボードでは、シェイプライティングが可能で、テキストの予測入力も改良
  • お気に入りのWebサイトのタスクバーへのピン留め
    Webサイトをタスクバーにピン留めして、Microsoft Edgeからクイックアクセスできる
  • ランサムウェアからの保護
    Windows Defenderウイルス対策の新しい保護機能で、ランサムウェアなどの悪意のあるアプリや脅威から保護
  • Fluent Design
    スタート、アクション センター、Microsoft EdgeのUIでは、洗練された「アクリル」のような効果を実現する Acrylic Material(アクリル マテリアル)など、新しいデザインシステム、Fluent Design Systemのデザイン要素を採用
  • iPhone/Androidへの接続
    iPhoneまたはAndroidスマートフォンで表示したWebサイトをPCでもそのまま表示
  • Story Remix
    写真、ビデオ、サウンドトラックを組み合わせて、ビデオ ストーリーを自動的に作成
  • Power Throttlingによるバッテリー駆動時間の改善
    バックグラウンドアプリの消費電力を抑えることでCPUの消費電力を最大で11%削減
  • 電卓の通貨換算機能
    電卓アプリに国際通貨の換算機能を搭載(オフラインモードを含む)
  • Microsoft EdgeでのPDFフォームへの対応
    Microsoft EdgeでPDFベースのフォームに入力したり、PDFに直接メモを追加可能
  • Windows Mixed Reality
    Windows 10 Mixed Realityヘッドセットとの組み合わせでリアルな複合現実体験を実現
  • ブラウザーを開かずにCortanaでWeb検索結果を表示
    Cortanaウィンドウが自動で拡張され、検索結果を表示
  • ストレージ管理の効率化
    ダウンロードフォルダーのファイルは30日後に自動削除可能
  • Officeアプリでの3Dサポート
    Word、Excel、PowerPoint ファイルに3Dオブジェクトを簡単に挿入可能
  • Emoji 5.0
    クールで新しい改善された絵文字デザインです。ほかのプラットフォームでも変わらず表示
  • Find My Pen
    コンピューター上で最後にペンがタッチされた場所をWindowsが知らせてくれるので、無くしたペンの検出がずっと簡単に
  • 新しいゲーミング機能
    PCゲーマーはミキサーを使ってゲームをストリーミング可能。また、ゲームモードを使うとパフォーマンスが向上

これらを見てもあまり興味を惹かれる機能は無いかもしれません。この中でいくつか説明します。

 

OneDrive Files On-Demand

これはOneDriveからファイルをコピーしてもその場所を記録したリンクファイルのようなものが作成されるだけとなります。

ファイルの実体がダウンロードされるのはファイルが実際に開かれる瞬間となります。アプリケーションからはファイルの実体がパソコンのローカルストレージにあるのか、OneDriveにあるのかの違いは分からないようになっているため、既存のアプリすべてで使えます。

使う瞬間までダウンロードされないためストレージを効率的に使えることになります。

ただし、オフラインでは使えませんので注意が必要です。ダウンロードしたつもりが実体が無かったということになりかねません。

 

連絡先のタスクバーへのピン留め

Windows 10 Fall Creators Updateからは、タスクバーにPeopleアプリがボタンとして表示されます。

Windows10-build16288-1-06

このボタンを押すだけでPeopleを表示して共有などが簡単にできるようになります。

ただしPeopleを使うことが前提となっていますので自分の使っているメーラーの連絡先やGoogleアカウントとのリンクなどが必要になるでしょう。

 

Windows Mixed Reality

Windows 10 Creators Updateでは「複合現実ポータル」と変に翻訳されていたアプリも「Mixed Realityポータル」と名前も直って新しいバージョンが搭載されています。

Windows10-build16288-1-04

現在ヘッドセットは5社から発表されていますが、一般販売は現状未定です。

Windows10-build16288-1-07

左上がLenovo、その右がDELL、2段目の左がAcer、その右がHP、そして一番下がASUSです。

価格は$299からとのことです。

Windows Mixed Realityとは、PlayStation VRが完全に目をふさぎ空間全体をCGで作り出すのとは異なり、カメラから取り込んだ外界の景色にウィンドウなどを合成して見るものです。そのためPlayStation VRと異なりヘッドセットの左右にカメラが内蔵されています。

操作は指を使ったジェスチャーで行います。専用のコントローラーを使うこともできます。

何に使えるのかはアプリが出てきてみないと分からない状況です。

 

まとめ

とりあえず、Windows 10 Fall Creators Updateはバージョン1709と決定しました。

正式リリースは2017年10月17日ですが、少し前から配信が始まりそうです。

完成品であるWindows 10 Fall Creators Updateをクリーンインストールするのも良いですが、使いたい機能が無ければWindows 10 Creators UpdateをインストールしてFall Creators Updateをスキップするのも有りでしょう。(Windows 10 Proのみ)

 

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