東芝DVDレコーダー

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今年(2008年)の正月の3日、初詣の帰りに寄ったヨドバシにたまたま3個だけ入荷していたお年玉箱「ハイビジョンレコーダーの夢」(3万円)を購入しました。中身は東芝のRD-E300。

特に地デジも必要としていなかったので最近まで箱から出していなかったのですが、やっと設置しました。

やはり地デジは綺麗ですね。特に私のところは共調アンテナのブースターが時間帯によってビートノイズを発生し地上アナログは見られたものでなくなりますが、デジタルは関係ありませんの綺麗に見れます。

で、東芝製品ですが、遥か昔、購入したベータのビデオデッキが1週間で熱暴走で死んでしまいSONY製品に交換してから信用していなかったのですが、とりあえず使ってみました。

会社の友人たちは東芝のDVDレコーダーを絶賛しているのですが、叔父は使い方がわからず、結局他社製品を買ったというように人により評価が大きく違います。

私の感想は、一般的には使い難いだろうと思います。設計思想が技術者の押し付けで、DVDレコーダーとはこうあるべきという思想をユーザーに強いています。

それまでSONYのPSXを使っていましたが、HDDに録画した番組をDVDに移す場合、1時間以内に予約があると、「予約がありますが続けますか」と聞いてきます。ユーザーはこの時点でどちらを優先するかの選択の機会が与えられます。DVDへの書き込みを選択した場合、予約時間を過ぎてもDVDの書き込みを続けます。書き込みが終わると、途中からですが予約番組の録画を開始します。この動作は、ユーザーの選択の結果であってユーザーとしても納得できるものです。

しかしRD-E300は、HDDの番組をDVDにムーブしていても予約の5~10分前になると、ムーブを中止し予約録画の準備に入ります。ムーブしていた番組はムーブがキャンセルされたということでHDDには残っていますが、DVD-Rは使えなくなります。もちろん予約が入っていることなど警告は一切出ません。仕様と言ってしまえば仕様ですが、他社製品を使っていたり、他社製品に移った人には納得のいかない仕様でしょう。

設定においても、ある設定をしようとすると、他の設定と矛盾するため、先に他の設定を直すように言われ設定が進みません。仕方なく、他の設定を直そうとすると、さらに別の設定と矛盾しているので先にそちらを直せと言われます。他社の製品では矛盾していても矛盾を直すように関連項目を直してくれます。

作った技術者の顔が見えるような設計ですが、一方では技術者にあるまじき仕様で、出来ないからとほおり投げているものもあります。

やはり地デジのチューナーは2つ欲しいとRD-S601を購入しました。RD-S301と違いTS端子があるためで、Rec-Potからムーブしようと考えていたのですが、説明書を見てびっくり。TS端子は出力方向にしか動作しないとのこと。今の時代、DVDレコーダーからD-VHSにムーブする人などいないでしょう。逆にD-VHSからムーブする人はいるはずですが、ムーブという動作を保証することが出来ず投げた結果でしょう。

東芝のDVDレコーダーは、一方では技術者の押し付けとも言える独特の仕様とこだわりが見られますが、一方では普通の人にはあたりまえと思われることが実現できていない中途半端な製品に見えます。

この仕様は、RD-E300は古い製品だからと思っていたのですが、RD-S601でも全く変わっていません。

東芝のDVDレコーダーは普通の人は買うのはやめた方がよいでしょう。

 

この記事を書いた人
Solomon

会社での経験と趣味のモバイルガジェットの利用経験から、製品のレビューや問題の解決方法を模索しています。

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