TechNetサブスクリプションの使用条件の改定

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TechNetサブスクリプションの使用条件が2012年7月16日から改定されました。詳細は下記に詳細に記されています。

以前から、プロダクトキーに数を減らすなど不正利用を防ぐ対策を行っていました。近頃は、TechNet Professionalのプロダクトキーも制限したため、StandardとProfessionalの違いが殆ど無くなっていました。そして、今回、無期限となっていた評価版の利用期間を12か月に制限することとなりました。

昔は、今ほど回線が太くなく、CD 1枚のデータを落とすことなど不可能だったため、評価版を入手するにはTechNetやmsdnを契約し、CD-ROMを入手するしか方法がありませんでした。その場合でも、評価版CD-ROMをそれぞれ90日、120日など決められた期間しか使えず、リテール製品とは別物でした。

しかし、MSはTechNetで提供する媒体をリテール媒体と同じ無制限版にしてしまいました。単にリテール版、評価版と分けて製造するのが面倒と思ったとしか考えられない措置でした。

結局、不正利用が横行し、元に戻さざるを得ない状況になったということでしょう。

このタイミングでということも、Windows 8、Office 2013、Windows Server 2012など新製品の発売が目前に迫り、仕切り直しということでしょう。

現在は、昔と違い、回線も太く、DVD-ROMでもダウンロードできます。また、TechNet以外にもサブスクリプション契約があり、TechNet自体、役割りを終えたのかもしれません。

評価目的と言えど期間がインストール時点からカウントされないといろいろ不都合が発生します。OSに関しては新しいプロダクトキーを設定すれば継続して使えますが、Office 2010では新しいプロダクトキーで再インストールが必要になります。

必要な期間だけサブスクリプションを契約するという方法もありますが、この場合、一度停止し、再開した場合に停止した期間の費用も遡って請求される契約もあるので注意が必要です。

MSだけに限らず、Adobeなどもサブスクリプション契約に移行するよう仕向けていますし、リテール版ですが、Windows 7 PCからWindows 8 Proへ1200円でアップグレード出来るキャンペーンや、既存OSから$39.99でアップグレードできるキャンペーンもあります。

評価に使うものと言えど、TechNetは考え直す時期に来たのでしょう。

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