Surface Pro 3 と Surface Pro 4 難しい選択

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その時の最新技術を駆使して設計されるSurfaceシリーズですが、それでもSurface Pro 3はファンレスにはできませんでした。近々発表されるであろうSurface Pro 4はCore Mを搭載してファンレスになるのは確実です。

しかし、ある記事のベンチマーク結果を見ると、素直にSurface Pro 4を選択するのは危ないかもしれません。

6月には値上げとなるSurface Pro 3を今のうちに買うか、Windows 10 Proを搭載して発売されるSurface Pro 4を買うか難しい選択となります。

なお、実際い発表されたSurface Pro 4は下位モデルだけCore m3を採用したので上位モデルについてはパフォーマンスが向上しています。

Core MとCore i5のベンチマーク

ITmediaに、このような記事が掲載されています。

新しいMacBookと言われる12インチMacBookとMacBook AirとMacBook Proとのベンチマーク記事です。

しかし、この記事はMac OS XではなくWindowsをインストールしての比較なので、Core M 1.1GHzとCore i5 1.6GHzとCore i5 2.7GHzのWindowsマシンの比較と見るべきです。

問題はCore Mの性能が思っていた以上に低いことです。Core i5 1.6GHzの半分程度の性能しかありません。

スマホを店頭で触っていた時は十分な速度と感じていたものが、実際に買って使い始めると段々反応の遅さにイライラしてくることがあります。Core Mを搭載したマシンはそんな危険性がありそうです。

なお、発売後のSurface Pro 3とSurface Pro 4のベンチマークを見るとすべてのモデルでSurface Pro 4の方が速いようです。(2015/11/14追記)

 

熱の問題

もう一つの問題として熱の問題があります。Core Mはファンレスタブレット用に開発されたCPUですので、どのマシンもファンレスとなるでしょう。

そのため使い続けていると本体が温まり、効率的に放熱出来なくなるので、この記事で指摘されているようにCPUの動作周波数が下がってしまいます。

この現象は、DELLのVenue 8 Proで私自身も体験しておりタブレットの限界を感じました。

そして季節は夏です。より厳しい状況になります。

 

まとめ

Core Mはファンレスタブレットに搭載するための徹底した低消費電力を実現したCoreアーキテクチャーのCPUです。Surface 3に搭載される制御用CPUとして設計されたAtomとは根本的に違います。しかし、同じCoreアーキテクチャーでもCore iに比較して、Core Mは犠牲にした性能は非常に大きいものでした。さらに熱による動作周波数制限の問題もありますので、使い続けるとじわじわ不満が溜まっていきそうです。

現状ではSurface Pro 4の正確なスペックはわかりません。それでもCore Mを搭載してくるのは確実でしょう。

第6世代Core iのSkylake-Yを搭載してきたとしてもTDP 4.5WとのことですのでCore Mから大きく性能が向上することは期待できません。

発表されたSurface Pro 4の最下位モデルはCore m3を採用していますので、ここで説明した問題が発生します。

在庫処分で安売りしているSurface Pro 3にするか、性能は我慢して新しいSurface Pro 4を選ぶか難しい選択です。

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