年明けからiOS 8.1.Xが安定せず、困っていましたが、結局、初期化してバックアップから復元することで安定しました。
Music Unlimitedが原因?
ゲームメーカーのガストがユーザーに配布していたMusic Unlimitedの60日無料クーポンが、2014/12/31で期限切れになるのに気付いて大晦日に有効化しました。年明けの初詣や七福神めぐりなどでの移動中、iPad miniで聴いていたのですが、いきなりBluetoothヘッドホンから曲が聴こえなくなり、調べてみるとMusic Unlimitedが落ちていました。その後、MapFanがいきなり落ちるなど不安定になり、最後にはiOSがいきなり再起動する状態になり困っていました。メモリーの使用状況を見てみると、Music Unlimitedをオンライン状態で使うと、お勧め楽曲の情報を大量に受信してメモリーを圧迫していることがわかり、聴く曲だけダウンロードしてオフラインモードにしてみました。メモリーの圧迫は軽減されましたが不安定な状況は変わりません。[ホームボタン]+[スリープボタン]をアップルマークが表示されるまで長押ししてソフトリセットを行ってもやはり改善しませんでした。
iOSアップグレード時のゴミが原因?
Windowsは経験上、アップグレードは行わず、出来る限りクリアインストールを行います。理由は、使っている間にレジストリーやプロファイルに溜まったゴミが、アップグレード後も引き継がれて、蓄積されたゴミでシステムが不安定になるためです。
iOSはクリアインストールは出来ませんので基本的にアップグレードとなります。iOSはVer.3あたりから使っていますが、新しいバージョンのiOSがリリースされ、アップグレードを行い、逐次リリースされるマイナーバージョンアップを行っても、これほど不安定になることはありませんでした。
アプリが不安定な場合は、iMemoryGraphの広告削除アドオンで有効になる「メモリー解放ボタン」などのメモリー管理アプリで、アプリが利用出来るメモリーを増やします。
- iMemoryGraph
それでも安定しない場合は、[ホームボタン]+[スリープボタン]をアップルマークが表示されるまで長押するソフトリセットを行います。
今まではこれで安定したのですが、iOS 8.1.Xについては、これでも安定しませんでした。
初期化+復元で安定化
最後の手段は、初期化+復元です。iCloudのバックアップからも行えると思いますが、初期化後、まず、iCloudへ接続するためのネットワーク設定が必要なため、iTunesで行った方が楽でしょう。
安定しないiOS機器をiTunesに接続してバックアップを行います。iOS機器の「設定」アプリを起動し、「一般」「リセット」「すべてのコンテンツと設定を消去」として初期化します。
iOSが再起動後、iTunesから復元する手順に進み復元します。
バックアップから復元する場合、例えば古いiPadのバックアップを買い換えたiPadに復元することは可能ですが、この場合は、パスワードがすべてクリアされて復元されます。iCloudやメール、WiFiパスワードなどすべてです。しかし、バックアップしたiOS機器と同じ機器に復元する場合は、パスワードなども含めてすべて復元されます。
iOSのバックアップは、iCloudのリリースから方法が変わり、アプリ本体などクラウドから最新版をダウンロード出来るものはバックアップされず、設定とユーザーデータ、アプリのデータのみがバックアップされているようです。そのため、初期化して、バックアップから復元しても、iOSやアプリが利用するテンポラリデータなどは、復元されることはないようです。
まとめ
iPad miniは初期化+復元で安定しました。実家のiPad Airもメールアプリがすぐに落ちるようになり、アプリが写真にアクセス出来なくなったりしてきたとのことで、近々これも復旧しに行くつもりです。しかし、iPad Air 2は安定しています。
iPad miniはiOS 6からiOS 7、iOS 8への2回のアップグレード、iPad AirはiOS 7からiOS 8への1回のアップグレード、iPad Air 2は購入時にiOS 8だったのでアップグレードしていないという状況で、iPad miniとiPad Airに問題が発生しているので、iOS 8.1.Xへのアップグレード時に何かゴミが残っているように思えます。
iOS 8.1.Xで安定せず、メモリー管理アプリやソフトリセットでも効果が無い場合は、初期化+復元を試してみた方がよいでしょう。それでも改善しないならハードの故障と考えた方がよいと思います。