AcerのWindows 10用HMDの予約は5月31日まで、HoloLensに期待しても後継機は2019年

Mixed Reality
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エイサーのWindows Mixed Reality用の開発者向けHMDの予約受け付けが2017年5月31日18:30で打ち切られるとのことです。

一方、完全なスタンドアロンタイプのHoloLensの後継機は出るとしても2019年以降になるとのことです。

2つのタイプのWindows Mixed Reality

Windows Mixed Reality、複合現実を使うには2つの方法があります。

ひとつは、HoloLensを使う方法です。

パソコンでは合成するオブジェクトだけを描画して光学的に合成する仕組みです。

Windows-MR-HoloLens-01

スタンドアロンで動作するのですが、333,800円と大変高価なものとなっています。

またアプリ開発も難しいため現状のターゲットは法人のみとなっています。

 

もう一つは、一般的なVR用のHMDと同様に完全に視界を覆い、左右2個のカメラで取り込んだ外界の景色とオブジェクトとをパソコンで合成して、その結果をHMDで見る仕組みです。

Windows-MR-Acer-HMD-01

複雑な光学系が不要なためHMDは安価となるのですが、景色と合成するパソコンの処理が重くなりゲーミングパソコン並みのハイスペックなパソコンを必要とします。

 

HoloLens後継機は2019年以降

Windows Mixed Realityが普及する頃には、HoloLensタイプが主流になると思われますが、現状では安価なエイサーのHMDのようなタイプの方が普及する可能性が高くなっています。

HoloLensに期待したいのですが、状況がトーンダウンしているとのことで、後継機が出るとしても2019年以降になるとのことです。

現在、後者の安価なHMDはAcerとHPから米国・カナダで発売されていますが、日本では現状はAcerのものだけが予約受付中です。

ケーブルが着脱式になっているなどいくつかの点でHPのHMDの方がよくできているのですが、日本での発売は現状未定です。

 

エイサーのHMDの予約も今月末まで

このような状況で、今、安価にWindows Mixed Realityを体験できる唯一の選択肢となるエイサーのHMDも受注量が多くなり過ぎたことで今月末で予約を打ち切るとのことです。

あくまで開発者用なのでパソコンの要求スペックも高いですし、状況によっては開発者版だけで終わってしまうかもしれません。

しかし、一般向けが発売されるとしても来年以降となります。その前に体験するには今入手するしかありません。

なお、打ち切る理由が全世界で受注した数量を期日までに出荷することを順守するためですので、再開するとしても出荷が始まる以降ということになるでしょう。

 

まとめ

Windows Mixed Realityが今後どうなるのか分かりません。

ゲームカンファレンスのE3でWindows Mixed Realityについて発表があるとのことでPlayStation VRのようなゲームデバイスとしてまずは普及させるつもりなのかもしれません。

ただ言えることは、現状、今年中にWindows Mixed Realityを体験するにはエイサーのHMDを入手するしか手が無いということです。

締め切りは5月31日の18:30までとのことです。

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