無線LAN親機のメーカーによるセキュリティに対する考え方の違い

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実家のWi-Fi親機の処理性能が不足し始め、通信できなくなることが頻繁に発生したため、NECのAterm WG2600HPに買い替えました。

性能的には十分なのですが、NECの一般向け製品に関するセキュリティ対応に疑問を感じました。

旧機種と買い替えた製品

PLANEXのMZK-SA300Dを使っていたのですがWi-Fiが繋がらず買い替え時期だと判断しました。

買い替えるなら頻繁に買い替えるものでもないので、高性能なものにしておこうと購入したのがNECのAterm WG2600HPです。

稼働テスト

まず、自宅で設定とテストを行い問題が無いことを確認しました。

Aterm WG2600HPは本体サイズのわりに結構重い(600g)ですし熱(32W)も持ちます。

自宅には少し古いですが、BUFFALOのWZR-HP-G450HというハイパワーWi-Fi親機を設置しています。

このWi-Fi親機を稼働させたまま、Aterm WG2600HPのテストを行いましたが問題なく使えました。

即ち、Aterm WG2600HPにはWZR-HP-G450Hを超えるパワー(電波強度)があるということです。

NECの一般製品におけるセキュリティの考え方

最後にiPadやスマホなどのWi-Fi子機の接続状況を確認しようとしたのですが、WG2600HPの設定画面のどこにもWi-Fi子機の状態を見れる画面がありません。

Atermテクニカルサポートに問い合わせたところ、

情報表示画面などにない項目は、機能がないとお考えください。

一般家庭・SO-HO向け製品で量販家電商品・情報機器は特定の仕様に基づく商品であり、高度なネットワーク管理機能のまでは用意できず、ご期待に副えないことがあることは、ご容赦ください。

とのことでした。

Wi-Fi子機の状態を表示することは難しいことではなく、Aterm MR03LNなどのモバイルルーターでも表示できます。それが何故表示できないのか。

このような事件が起きています。

要は近所から漏れてきたWi-Fi電波を使って人の家のインターネット回線を使っていたということです。

Aterm WG2600HPの場合、Wi-Fi子機の状態を表示できませんので「ただ乗り」されている事実を知ることはできません。

もちろん、MACアドレスフィルターを設定して防御するとか、自分の家のWi-Fi子機すべてのMACアドレスを調べて接続してきたMACアドレス履歴と照合するとか調べる方法はあります。

しかし、そこまでしなければ分からないということは、NECとしては「ただ乗り」されている事実があっても知られたくないということです。

一方、PLANEXから発売されたMZK-1200DHP2 Wi-Fi親機は「ただ乗り」対策を積極的に行えることを売りにしています。

まとめ

NECのAterm WG2600HPはWi-Fi親機としての性能は十分です。しかし、「ただ乗り」を隠ぺいする仕組みを実装しています。

この事実は仕様では確認できず、事前にマニュアルなどで確認しなければ分かりません。

PLANEXのMZK-1200DHP2ように積極的に知ることができることと、NECのように「知らないことは幸せ」とばかりに「ただ乗り」を隠ぺいすることと、どちらが良い製品なのか人によって判断が分かれると思います。

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