NASとHDD(3)

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簡単に追記しておきます。

現時点では、ホログラムディスクなどテラバイト単位のデータを保存するメディアが一般には提供されていないため、BD-R DLの50GBが最大の大きさになりますが、それでもHDDに比較すると割高で保存スペースもバカになりません。現時点ではHDDでの保存が最良の選択と思われます。企業でもテープベースのバックアップではデータの更新に追いつかずHDDへのスナップショットバックアップが一般化してきています。

しかし、これだけHDDの容量が大きくなると、ppmオーダーの故障率でも致命的なデータ損失につながる危険性が高いようなことをどこかの記事で読んだことがあります。

RAIDを組む場合、同時期にまとめて購入することが多いため、経年変化で故障する場合、1台が故障すると別のHDDも同時期に故障する危険性が高いわけです。私も一度だけRAID5で故障したHDDを交換し再構築している最中に他のHDDが故障しデータの消失に見舞われたことがあり、その危険性は実感しています。再構築中は長時間HDDの読み書きが続くので通常使用時よりHDDへの負担が大きくなります。4TBのRAID5再構築も2日程度かかったと記憶しています。

メーカー側もそれを危惧してか、最近RAID6のNASが発売されました。

現状簡単に入手できるのはこれらですが、企業向けということもあり高価で実HDD用量も実装HDD容量の半分しかありませんので現状では様子見ですが、今後は考える必要があると思われます。

ちなみにLS-Q1.0TL/1Dでの8TB構成の価格は、本体2.4万円、HDD 1.4万円X4で合計8万円です。TS-XH8.0TL/R6を価格COMで見ると17万円で、実用量2/3ですから保険としては、まだまだ高いでしょう。

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