ミルパス

Solomonレビュー[redémarrage]

新型ミルパスPW20発売、ただし旧機種と同じ問題を抱えたまま

 

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情報漏えいがあちらこちらのサービスで起きており、更にパスワードの使いまわしにより被害が拡大しています。

パスワードを使いまわすなと言われても覚えきれません。そこでパスワード管理ツールなるものがいろいろ出てきています。

KING JIMのMIRUPASSはパスワード管理に特化した端末なのですが少々問題があります。

MIRUPASS-PW10-01

MIRUPASS

ミルパスPW10はKING JIMから発売されているパスワード管理に特化したクレジットカードサイズの端末です。2012年10月5日に初代のPW10が発売されました。

そして今回改良型のPW20が2016年7月8日に発売されました。

取扱説明書を見るとPW10とPW20の違いは、液晶画面サイズが2.5インチから3インチに大きくなり、青い表示から黒い表示に変わり見やすくなっています。本体サイズも大きくなって、余裕ができたためペンも大きく持ちやすくなっています。また、電池がCR2025からCR2032に変更になったことで電池寿命が6ヶ月から8ヶ月に伸びています。また、USBでの転送速度が上がっているとのことです。

それ以外でのPW10とPW20の違いはありません。

NINTENDO 3DSなどと同じ抵抗膜式タッチパネルなので、押し込まないと反応しません。それでもペンを使わず指での操作は可能です。

ミルパス専用PCソフトはPW10とPW20で共通で、バージョンは上がりましたができることは変わっていません。

ミルパスのターゲット

パスワード管理ソフトはスマートフォンアプリでは良いものがいろいろ出ていますので、ミルパスのターゲットはスマートフォンを使わないフィーチャーフォンユーザーということになります。

そうなると高齢者が多いと思われるので、PW20では画面を大きくし、ペンも大きく持ちやすくしたのでしょう。

私はスマートフォンユーザーですが、スマートフォンやクラウドでパスワードを管理することに不安がありミルパスを購入しました。

ミルパスは完全にスタンドアロンで動作し、必要ならばパソコンにバックアップを取ることができるものです。パスワード管理にネットワークは一切使用しません。(PCソフトのアップデート確認でのみネットワークを使用)

PW10を利用して感じた問題

PW10を入手してしばらく使ってみたのですが、どうにも危ないと感じたため使用を中止しました。

危険を感じたのは漏洩ではなくパスワードの紛失です。

その原因となる問題は大きく3点あります。

1.閲覧モードと編集モードの区別が無い

ます、マスターパスワードを入力するとこの画面になります。5行並んでいるのがアカウントです。

アカウントの1つを押すと、

MIRUPASS-PW10-02

このように、IDとパスワードなどが表示されます。パスワードを確認したら「OK」で戻るのですが、そのすぐ下の「ゴミ箱」を間違えて押してしまうと、

MIRUPASS-PW10-03

この画面となり、簡単にアカウントが削除できてしまいます。

MIRUPASS-PW10-05

また、IDやパスワードが表示されている画面で、IDやパスワードが表示されている部分を押してしまうと、このように編集画面に入ってしまいます。

編集画面には「キャンセル」や「戻る」などというボタンはありません。この画面を抜けるには「OK」しか無いのです。

誤って、この画面に入ってしまい、更に誤ってIDやパスワードを書き換えてしまうと、元に戻すことはできなくなってしまいます。

MIRUPASS-PW10-04

基本は単独で使う商品なので編集できることは必須なのですが、少なくとも閲覧モードと編集モードは分けて欲しいと痛切に感じます。

2.PC連携でのデータの扱い

ミルパスとパソコンを接続した場合、マスターはミルパスとなります。パソコン側のソフトはミルパスがUSB接続されていないと何も操作することができません。ミルパスが物理的な鍵の役割をしているのです。

パソコン側のソフトでIDやパスワードなどを編集することはできるのですが、このソフトにはインポートやエクスポートの機能がありません。

したがって、ExcelなどからCSVで書き出してインポートするなどということもできません。1件ずつ手入力する必要があります。

また、ミルパスの使用をやめる場合も、CSVなどで書き出したり、印刷することもできません。コピー&ペーストで移すしか方法はありません。

3.紛失時の問題

パソコン側のソフトを使うことでミルパスのデータのバックアップを取ることができます。しかし、バックアップを使うにはミルパスが必須です。

例えば、紛失や故障でミルパスが使えなくなると、パソコン側のソフトでは何もできなくなります。パスワードを知るためには新しいミルパスを購入する必要があります。

そのため、紛失や故障の可能性を考えると予備のミルパスは用意しておく必要があります。また、販売が終了したらすぐに使用をやめないと万が一の場合、パスワードが分からなくなってしまいます。

まとめ

ここで説明したように、MIRUPASSは本体が物理的な鍵となっており、故障や紛失で使えなくなった場合のパスワード紛失リスクは大きいでしょう。

しかし逆に考えれば、パスワード漏洩リスクが極めて低いことになります。

操作面でソフトが改善されなかったのは残念ですが、それを承知の上で気を付けて使うなら問題は無いでしょう。

使用する場合はPCソフトでのバックアップは勿論ですが、紛失や故障時の対策として予備のMURIPASSの入手も検討しておいた方がよいでしょう。

 

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