iPadとiPhone 4

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iPadについてはいろいろ憶測を書きましたが、結果を見れば、みんな、孫社長に踊らされただけということです。iPad熱も冷めてヨドバシでは予約の列は最近見なくなりました。理由は簡単で、iPhone 4がiPadより断然魅力的だからです。もちろん孫社長もiPhone 4は知っていたわけで、iPhone 4発表までにどれだけ騙してiPadを買わせるかが勝負だったと言えるわけです。

宣伝という点に関しては、iPad発売日にソフトバンク銀座に1200人が並んだとのこと。これはiPhone発売時よりも多いとのこと。何故こうなったかといえば、予約開始2日で突然予約を打ち切り品薄感を演出し、発売日に並ばせる手段だったわけです。並んだ人はタダでiPadの宣伝としてサクラに使われたわけです。まあ、ノベルティをもらっていたようですので、それがサクラ代だったとも言えますが。

2日で予約を打ち切ったことが宣伝行為であったことは、発売当日、量販店では並ばずに購入出来たことからも明確です。また私が発売1週間後に予約し5日で入手出来たことからも相当量を確保出来ていたことがわかります。

そして、iPhone 4の発表。予約Webにつながり難いとか、過去最大数の予約とか、iPadと同様品薄感を演出しています。そして予約の打ち切り。iPadの突然の予約打ち切りはユーザーに不評を買ったので今回は打ち切り日を明確にしました。逆に見れば予想ほど予約が入っていないのではとも思える節があります。

確かにAppleは全世界で60万台の予約と数字を発表していますが、ソフトバンクはあくまでも、前モデルより多いという相対比較でしかなく、本当かどうかあやしいところです。予約Webのダウンなど自作自演でどうとでもできます。

全世界でiPhone 4が売れる理由はわかります。日本で発売されていないGSMタイプの初代iPhoneはiOS4にアップデート出来ませんし、2代目のiPhone 3Gも2年契約が終了し、更にガラパゴス携帯の日本と違いスマートフォンの市場規模が断然違いますから。

しかし、日本のスマートフォン利用率は1%とか。確かにiPhoneを使っている人をよく見るようになりました。これはiPhone for everyoneキャンペーンで実質本体無料で購入した人たちが増えたためで、逆を返せば大部分のiPhoneユーザーは2年拘束の途中でiPhone 4は買えないわけです。2代目のiPhone 3Gの日本での発売は2008年7月11日で2年拘束が解けるギリギリのところです。したがって、iPhone 4の購入者は新規購入者だけなのです。

他のキャリアからの移転も、スマートフォンを利用したいDoCoMoユーザーはXperiaが出たことで大分不満が解消されたようでXperiaも順調に台数を伸ばしているようです。

したがって、どう考えてもiPhone 4を購入出来る人は非常に限られているので、孫社長の言葉は宣伝のための嘘としか思えません。

実際のところは携帯電話は契約者数などが公表されますので嘘か本当かは、すぐにわかると思います。

私の言いたいことは、ソフトバンク関係のニュース記事や孫社長の言葉に、踊らされてタダで宣伝要員として使われないようにしましょうということだけです。列を作ること自体が宣伝ですから。

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