第4世代iPad と iPad mini

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Kindle Fire HDの国内販売が発表されました。同じ16GBの容量でiPad miniより1万円以上安価です。

Kindleは原価で売っていることや、プラットフォームの違い、アプリの量と質の違いなど、単純比較は出来ませんが、この価格差は大きいと感じます。

また、既存のBOOK☆WALKERアプリやReaderアプリなどがAmazonアプリストアで提供されることは無いと思われますので、既に購入した電子書籍をKindleで読むことは出来ないでしょう。

Windows RTの7インチ版は情報がありませんので、これで、7インチタブレットは出揃ったことになります。ニュースサイトは、iPad miniを称賛する記事で溢れていますが、 ユーザーがそれらに釣られるのかどうか。

Appleから新製品の発表があったわけですが、正直、がっかりしました。製品にではなく、Appleの商品戦略に対する失望感が非常に強いのです。

第4世代iPad

今回の発表で、第4世代iPadの発表には驚きました。

確かに、iOSのバージョンアップ直後に新しいデバイスを発売するのが理に適っているので、春先に発表されるiPadはイレギュラーであることは確かです。そのため、iOSがバージョンアップされるとハードスペックが不足することもありました。

また、iPhone5より高解像度のディスプレイを持ちながら、A5XというGPUだけ増強したチップで、見た目だけをごまかした第3世代iPadは、半年ほど使って来ましたが、遅いと感じることが、しばしばありました。

しかし、第3世代iPadは、iPad2から大きく変わったので、まさか半年でモデルチェンジするとは思っていませんでした。

実際に変わったのは、主に以下の部分です。

  • CPU&GPUチップがA5XからA6Xになり、CPU能力、GPU能力ともに2倍に向上
  • インターフェースコネクタは、30ピンタイプからLightningコネクタに変更
  • フロントカメラが30万画素から120万画素に向上

iPad mini

こちらは、事前にリークされていた情報と違いは無く、iPad2の小型版というところです。

  • 9.7インチディスプレイを7.9インチディスプレイに縮小
  • ディスプレイに合わせて筐体を縮小
  • インターフェースコネクタを30ピンタイプからLightningコネクタに変更
  • フロントカメラが30万画素から120万画素に向上
  • バックカメラが70万画素から500万画素に向上

まとめ

何故、この時期に第4世代iPadを発表したかは、発表時期を正常化するということかもしれませんが、現行機種のコネクタをすべてLightningコネクタとすることで、30ピンコネクタの周辺機器を売れなくして、Lightningコネクタのライセンス料で儲けようということかもしれません。実際、30ピンコネクタのステレオシステムやスピーカーなどを販売しているメーカーは大打撃でしょう。それもあってか、最近はBluetooth接続の機器も増えているようです。

iPad miniにしても、中途半端に大き過ぎます。やはり、Nexus 7くらいがちょうどよいと私は感じます。価格についても、Nexus 7が既に19,800円で出ていながら、28,800円という値付けは、どうかと思います。

タッチパネル機器に関しては、今後、iOS、Android、Windows RT/Phone 8の3つのプラットフォームでApple、Google陣営、Microsoft陣営の3陣営が競うことになりますが、Windows RT/Phone 8は負けると思っていました。しかし、iOSが消える可能性も出てきました。

iOS6については、目新しい機能向上は無く、今回のデバイスも、CPU強化、GPU強化、筐体サイズ縮小、カメラの高解像度化、などなど。これらは誰にでも考えられる単純なもので、「光るもの」がありません。ジョブズを失ったAppleは、ジョブズの遺産のマイナーチェンジしか出来ないので、これらの製品が売れなくなれば、ジョブズを追い出した時のように、衰退して行くのかもしれません。

また、第3世代iPadを買った人は、第4世代iPadをどう見るのか、そしてそれを発表したAppleにどういう感情を抱くのか、今後の反応が気になります。

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