iPad(2)

iPadは当初予想していたものより厚いガラス版の表面のようで多少の加重では凹みも歪みもしませんので平らな鞄に入れて持ち運ぶなら表面の傷さえ気を付けていれば十分なように思えます。厚いガラスは太鼓の達人プラスをするにはちょうど良いです。

iPadは大きい分、液晶保護シートやケースが高価なためアクセサリーを買っているだけですぐに数千円が飛んでしまいますので注意が必要です。

ある雑誌を見ていたところ、KORG iELECTRIBEというアナログ・ビートボックスというiPad専用アプリが発売されたとありました。

また、SynthStationというアナログシンセサイザーアプリも発売されました。

Nintendo DSでのDS10というソフトが評価を得たように、電子楽器としての利用も今後期待されます。

一方、本来タブレットPCが狙っていた市場にiPadは売れているそうです。タブレットPCとはWindows XP Tablet Editionとして市場に出ましたが、WACOMのタブレット技術を使った高精度の位置検出であったため、必ずペンが必要でした。一方iPhoneやiPadのタッチパネルはノートパソコンのマウス代わりのタッチパッドと同じ技術です。実際、タブレットPCが狙っていた医療や流通などの市場では高精度の位置検出など必要なく、ペンなどを必要としない指で操作できるものだったのでしょう。タブレットPCが入れなかった市場にiPadのようなものなら入れるかもしれません。ただし、AppStoreという縛りは専用アプリを必要とするこれらの市場では障害にしかなりませんが、iPadのおかげでタブレットPC市場が賑わってきましたので、どうにかなるでしょう。なお、Tablet EditionはVista以降にはありませんが、これは上位Editionには含まれているためです。Windows 7では更にマルチタッチにも対応しています。センサーが検出できれば5タッチまでのマルチタッチに対応するAPIが提供されています。

大きな画面でタッチパネルということでお絵かきに最適と思われる方がいるかもしれませんが、iPadはお絵かきには使えません。

以前からiPhoneアプリにお絵かきアプリが無いのを不思議に思っていたところ、客と店員が話しているのを聞いて納得しました。iPhone用にもペンは発売されています。サンワサプライのPDA-PEN19や、PDA-PEN18などです。客はお絵かき用にペンを購入しようとしていたのですが、iPadは指での操作を基本としているため、先が細いと反応しないし、太くても強く押し付けないと反応しないそうです。タッチパッドと同じ仕組みなら当然なのですが。そのため何かを描くアプリでも簡単なメモアプリしか無いわけです。iPadで広い画面になったのでお絵かきアプリが出る可能性はありますが、クレヨンで描いたような絵しか描けないような気がします。

充電はクレドールを使いたいところですが、純正のクレドールは背面の押さえが短いので、iPod、iPhone用ですがこちらの方が安全でしょう。何より厚いジャケットを付けていても充電できるのがよいです。

iPhone 4が発売されiPad熱もじきに冷めるでしょう。Appleは以前からタブレットPCを開発しているとの噂があり、iPadが発売され、これだったのか世間は認識したようです。しかし、iPhone 4を見てみると、スペック的にもiPhone 4の試作品ではなかったのかという気がします。

iPadは専用アプリがもう少し出てこないと今後の展開は危ぶまれますが、私的にはやはりiPhone 4の機能を搭載した第4世代iPod touchの方が気になるところです。