iPad(1)

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iPadは買うつもりはありませんでした。前宣伝を見ても画面の大きなiPhoneとしか思えなかったためです。iBook Storeも電子書籍というものに否定的立場にある私には魅力はありませんでした。

しかし、ビューンというサービスが始まるとのことで、iPadの利用用途が見えてきました。

年金生活の親は、隠居していても世間の動向は知りたいわけで、ビューンなら月450円で31種類の雑誌を、例え雑誌の1割の記事しか提供されないとしても大きな画面で見れるのでiPadを使う意味があると思い購入しました。

発売の1週間後の火曜日にヨドバシで予約し日曜日には入手出来ました。大きさから言って持ち歩くことは無いため、WiFiタイプで、どれだけメモリーを使うかわからないので16GBを購入しました。

第一印象は、やはり重いという点につきます。例えば300%程度の混雑の電車で立って電子文庫を読んでいるシーンを想定します。揺れて隣の人にiPadがぶつかったとします。文庫本ならダメージが小さいので謝れば許してもらえるシーンもiPadならいきなり喧嘩になり、途端iPadは武器に転じます。

実際100%程度の混みようの電車内で使ってみましたが、片手で持って片手で操作することが基本となり、長時間の使用はつらいものがあります。また、人がぶつかって来るので、読むのに夢中になっているとiPadを弾かれます。やはり、座って、膝または鞄に置いて見るのが基本と思えます。

iPhoneとiPod touchとの違いの反省点からか、iPadはWiFiモデルでも3本指による拡大機能がついています。これは結構重要で、iPadのアプリは画面が大きいことを有効に使おうと、iPhoneと同じ文字サイズで沢山の情報を一気に表示するアプリが多く、フォントサイズの変更が出来ません。老眼にはきつい文字サイズなので拡大機能は助かるのですが、画面が大きいことのメリットが感じられません。

購入の決め手となったビューンですが、開始1日でサービスダウン。twitterもその後黙ったままで再開の目途が見えません。通常過負荷の場合、ロードバランサーの後ろのサーバーを負荷にあわせて増設するだけなのですが、いつの間にかアプリまで削除されてしまいました。

このことから推測できるのは、安価で提供するためコンテンツ提供者に万全のセキュリティでコンテンツが違法コピーされないように書籍データをストリーミングで配信しキャッシュをほとんど持たせなかったのではないかと思われます。ユーザーのページ送りや拡大縮小動作まですべてサーバーへのデータ更新要求として流れたのでしょう。これではいくらサーバーを増強しても追い付かず、採算が合わなくなったため、アプリを改造して適正なキャッシュを持たせる方法に変更していると思われます。ところがコンテンツ提供者が納得せず交渉に時間がかかっていると。サービス再開時には提供される雑誌が半分ぐらいに減っているかもしれません。

ビューンがこのような状態なので、まだ、iPadを親に渡せませんが、一度持って行って、実際に、親に使ってみてもらったところ、字が小さくて見難いとのことでした。重いという感想ももちろん第一に出ました。

この記事を書いた人
Solomon

会社での経験と趣味のモバイルガジェットの利用経験から、製品のレビューや問題の解決方法を模索しています。

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