Windows 7用USB3.0ドライバーの入手が困難に、最新パソコンにWindows 7をインストールする場合の注意点

Windows 7
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USB3.0のみを搭載したパソコンにWindows 7をインストールする場合の手順は既に確立されています。

しかし、最近のパソコンにインストールする場合に問題が発生してきています。

USB3.0のみのパソコンにWindows 7をインストールする場合の問題

Windows 7がリリースされた時代にはUSB3.0という規格が無かったため、Windows 7のインストール媒体にはUSB3.0のドライバーが含まれていません。

そのためUSB3.0のポートにキーボードとマウスを接続してWindows 7をインストールしようとすると、途中でキーボードとマウスが使えなくなってしまいます。

チップセットにはUSB3.0とUSB2.0のポートが搭載されているため、デスクトップパソコンのようにUSBポートが沢山搭載されたパソコンならUSB2.0のポートに接続すればインストールは可能です。

しかし、NUCのように小さなパソコンやノートパソコンやタブレットでは搭載できるUSBのポート数が限られるため最近はすべてUSB3.0またはUSB3.1となっています。

ノートパソコンのようにキーボードが搭載されている場合でも内部でUSB3.0に接続されていると、同様に使えなくなります。

 

USB3.0のみのパソコンにWindows 7をインストールする方法

この問題に対して、当初は面倒な手順でUSB3.0のドライバーを登録する必要がありましたが、今はIntelから提供されているツールを使ってWindows 7のインストールメディアを作成すれば比較的簡単にインストールすることができるようになりました。

詳しくは、Windows 7をUSB3.0のみのパソコンにインストールする方法を参照願います。

ただし、これで終わりではなかったのです。

 

需要と供給の問題

2015年から2016年までに行われたWindows 10への強制アップグレードは、IT弱者をWindows 10に移行させることに成功しました。

アップグレードとは名ばかりでパソコン環境を壊され、Windows 10搭載パソコンに買い替えを余儀なくされた方も多いと思われます。

しかし、”強制”したことにより反感を買い、Windows 7を使い続ける人を増やしてしまった可能性もあります。

特に企業ユースでは未だにWindows 7の引き合いがあるためHPなどの企業向けパソコンにはWindows 7搭載モデルがラインナップされています。

それでも部品の世代交代はこのような事情など関係なく行われます。そのためWindows 7をインストールできる環境を作るためにメーカーはイレギュラーなことを始めたようです。

 

Skylakeと最新チップセット

第6世代Core iプロセッサーであるSkylakeは特殊な環境に置かれています。

Microsoftが第7世代Core iプロセッサーであるKaby Lake以降はWindows 10しかサポートしないと表明したため、Windows 7をインストールしたパフォーマンスモデルを販売するためには第6世代Core iプロセッサーであるSkylakeを搭載しなければなりません。

Skylakeに対応するチップセットはインテル100シリーズです。そしてインテル100シリーズ向けにはWindows 7用USB3.0ドライバーが提供されています。

Skylake+インテル100シリーズ、この組み合わせでパソコンを作ればWindows 7をインストールできるので何も問題無いのですが、Skylakeの生産が終了すると同時にインテル100シリーズも入手が難しくなったようです。

そのため、本来Kaby Lakeに対応するチップセットであるインテル200シリーズをSkylakeと組み合わせたパソコンを製造し始めているようです。

現在、インテルが公式に提供しているWindows 7用USB3.0ドライバーはVer.5.0.0.32でありリリースは2016/8/31です。

ASUSやGIGABYTEから提供されているインテル200シリーズマザーボード用のドライバーも同じバージョンです。

ところが、HP EliteDesk 800などの企業向けデスクトップのG3シリーズが利用しているドライバーはVer.5.0.3.42であり、Ver.5.0.0.32では動作しません。

install-Windows7-on-intel-200-chipset-01

どうも、昨年8月には無かったインテル200シリーズの新しいチップセットが出回っており、そのチップセットを使っているメーカーにのみ対応するドライバーが提供されているようです。

このドライバーはHPのDriver Packsというページからダウンロードできます。

ドライバーの取り出し方と置き換え方についてもWindows 7をUSB3.0のみのパソコンにインストールする方法の中ほどを参照願います。

 

まとめ

第8世代Core iプロセッサー対応のインテル300シリーズチップセットが出てくれば、対応マザーボード用としてASUSやGIGABYTEから入手できるかもしれません。

しかし、それまでは対応するUSB3.0ドライバーを入手するには苦労するかもしれません。

 

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この記事を書いた人
Solomon

会社での経験と趣味のモバイルガジェットの利用経験から、製品のレビューや問題の解決方法を模索しています。

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