Windows 10が最後のWindowsという考えには疑問

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このような記事が掲載されています。

Windows 10以降、OSの名前は変わらず、細かなアップデートがWindows Updateで提供され続けるとのことです。

しかし、そんなことを1月末のイベントの中で言っていれば、もう少し話題になるはずですが、この記事の根拠がわかりません。

OSという企業の生命線

最終的にWindowsは月額幾らというサービスになるとの予想も立てていますが、そちらはもっと疑問です。

Officeなどのアプリケーションについては、企業は先が見通せる場合は、EA契約を締結し3年間かけて分割払いをします。先が見通せない場合は、SELECT契約で必要なものだけを永続ライセンスとして購入します。現在はOSはハードに付属するものとして別に考えることも、SA契約でEnterpriseバージョンにアップグレードすることも選択出来ます。しかし、OSが無ければ仕事を続けられませんから、SA契約というサービスだけになったら中小企業は困ってしまいます。

Windowsエコシステム

元々、マイクロソフトは自社でハードを作らずハードメーカーにOSやアプリケーションを提供することで、Windowsエコシステムが成り立っています。

Windows 8が発売された時、ハードメーカーは、ハードは全く同じなのに、搭載されているOSがWindows 7かWindows 8かの違いで、値段に大きな差をつけて売っていました。

それが、Windows 11など名称が変わらないと、消費者を騙せなくなってしまい、大きな商機を失うことになります。

マイクロソフトがSurfaceを販売した時も大きな問題になりましたが、今回の話はそれ以上の問題になり、マイクロソフトがやりたくてもハードメーカーが猛反対するでしょう。

iOS"8"、Android "5.0"

iOSやAndroidと同じとも言っていますが、iOSはiPhoneを出すごとに、ちゃんと名称をiOS7、iOS8と変えています。Androidも同様です。iOSやAndroidはOSで利益を得ていないと言っても、名称を変えることで違いを訴求して、ちゃんと利益を得ています。

まとめ

Windows 8.1 Updateの後、Update 2のリリース方法を変えてきて、Windows 10でも、その方法を踏襲するということから、Windows 10が最後のメジャーアップグレードとも考えられますが、市場が、環境が、それを許すとは思えません。

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