ドコモの「シニアはじめてスマホ割」、60歳以上をシニアと定義

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「はじめてスマホ」キャンペーンを見たとき、微妙なキャンペーンだなと思いました。

キャンペーンの条件は、2015/4/24~6/30まで、60歳以上でFOMA携帯をXiスマホに機種変更して、カケホーダイプランとパケットパックを契約することで2年間最大1,520円割り引くというものです。

入学、就職シーズンも終わり、孫へのお祝いも終わって、使い道の無い金を使わせてあげようとでも思ったのでしょうか。

しかし、ここでシニアと定義された人たちは、ドコモの店員に安くなりますよと勧められてスマホに変えるでしょうか。

U25キャンペーンと違い、シニアはプライドが高いです。プライドを逆なでするようなキャンペーンは逆効果ではないかと思います。

キャンペーンの詳細は、以下の記事を参照願います。

らくらくホン

以前から、シニア向け携帯として「らくらくホン」とが「らくらくスマートフォン」が売られていますが、そこそこ売れているからこそ、後継機種が開発され「らくらくホン8」や「らくらくスマートフォン3」が発売されているのだと思います。

でも、親戚で「らくらくホン」を使っている人は誰もいません。急に倒れたりした場合の緊急通知機能とかが付いているので、親にも勧めてみましたが、嫌だそうです。

自分が使えと言われれば、もちろん断ります。

携帯は今や誰もが持っており、ステータスシンボルでもあります。「らくらくホン」を持っているだけで「シニア」の烙印が押されるものを誰が好き好んで使うのでしょう。

子や孫からのプレゼントとして売れているのかもしれませんが、本人はどう思っているのか。

フィーチャーフォンを使い続ける理由

今のシニアの現役時代には、既にパソコンはありました。家ではワープロ専用機を使っていたでしょう。なので、パソコンやスマホ、タブレットなどは十分使えるのです。

それなのにフィーチャーフォンを使っているのは、それなりのポリシーがあるからでしょう。仮に運用費が高いから変えてなかったとしても、安くなるからと言われて変更すれば、貧乏人と思われるからと、逆に反発しかねません。

確か、昔はシニア向けのプランがあったのが、タイプシンプルバリューが出て同価格になったので廃止されたと記憶しています。

それ以降、シニアの定義が曖昧でしたが、今回、60歳以上をシニアと定義したことは反発を買いそうです。

でも

本人から見ればとんでもない話ですが、親の携帯を管理している子供から見ると、多少、考慮すべき点もあります。

今まで、FOMA携帯でドコモが独自サービスを展開して来たもの、イマドコサーチ、iチャネルなどは、今のスマホでは標準機能として無料で実現出来ます。独自サービスを使っているなら、スマホに変えてシンプルにすることで安く運用できるかもしれません。

円安や、新料金プランによる実質値上げなどがあるので、1,520円程度では意味ないかもしれませんが、計算してみる価値はあるかもしれません。

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