通信販売は最近はどのサイトも即日配送など配送期間の短縮をメリットと謳っていますが、間違って発注したものを発送前にキャンセルできなくなる弊害も出てきています。
Amazonの「1-Click注文」とタッチ端末利用による誤発注
スマートフォンやタブレットが普及したことでパソコンを使わない人が増えてきました。
パソコンを使っている場合は、マウスやトラックパッドでマウスカーソルをボタンやリンクの上に移動させても、マウスボタンを押さなければボタンやリンクを押したことにはなりません。
しかし、タッチパネルはタッチしている時間とその後の指の移動速度によって、タッチ、フリック、スクロールなどを区別します。
そのため人によっては、スクロールのつもりでタッチしても、ボタンやリンクをクリックしたと判断される場合があります。
通常、Amazonのカートボックスはこのような表示なっていますが、「カートに入れる」の下の「1-Click注文を有効にしてください」をタッチしたことに気付かないと、
このように「1-Clickで今すぐ買う」というボタンが表示されます。そしてカートボックスが変化したことに気付かず「1-Clickで今すぐ買う」をタッチしてしまうと、注文したことになってしまいます。
「御注文ありがとうございました」などと表示され、驚いて右往左往しているうちにAmazonでは当日配送のためすぐに発送処理を始めてしまいます。
そのためキャンセル方法などを調べているうちに出荷されてしまう場合もあります。
通常の注文キャンセル方法
普通は「アカウントサービス」の「注文履歴」から
間違えて発注した商品の「商品をキャンセル」からキャンセルします。
ただし既に出荷作業に入っている場合はキャンセルできない場合もあります。
そのような場合はカスタマーサービスに問い合わせることができます。
カスタマーサービスに連絡
カスタマーサービスに問い合わせるにはAmazonのサイトの一番下の「ヘルプ&ガイド」という部分の「カスタマーサービスに連絡」をクリックまたはタッチします。
説明を読んで、「カスタマーサービスに連絡」をクリックまたはタッチします。
[1]の部分で「注文について」をクリックまたはタッチして間違えた注文が表示されているか確認します。
違う場合は右上の「他の注文を選択」をクリックまたはタッチして間違えた注文を選択します。
間違えた注文が表示されたら左の部分にチェックを入れます。
[2]の部分では今回は間違って発注したので、
- お問い合わせ内容:注文内容の確認、変更
- 詳細内容:注文のキャンセル
- さらに詳細を選択してください:間違えて注文した
と選択します。
[3]の部分では細かいことも確認できるように「電話」をクリックまたはタッチします。
ページが切り替わるので「電話番号」に電話をかけてきて欲しい電話番号を入力して「今すぐ電話がほしい」か「5分以内に電話がほしい」をクリックまたはタッチします。
暫くすると電話がかかってきます。かかって来ない場合は「共通の電話番号」という部分から表示される電話番号にこちらからかけてもよいでしょう。
オペレーターに事情を説明してキャンセルしたい旨伝えて対処方法を確認します。特にキャンセルが間に合わない場合に商品を受け取らない方法、宅配ボックスなどで受け取ったことになる場合に返送する方法などは確認しておくべきでしょう。
1-Click注文を無効化
間違って発注してしまったのは「1-Click注文」が気付かないうちに有効になっていたためですので、設定を元に戻す必要があります。
以下の手順で「1-Click注文」を無効化します。
アカウントサービスのページの「アカウント設定」という部分の「1-Click設定の変更」をクリックまたはタッチします。
右側の「すべてをオフにする」というボタンをクリックまたはタッチします。
「すべての1-Click注文が無効化されました」と表示されたら、変更完了です。
まとめ
何故こんな記事を書いたかというと親がこのような状況になってしまったからです。操作が簡単なことから高齢者にタブレットを配布する自治体もあり、今後、高齢者の利用も更に増えると思われます。
パソコンならあまり問題となりませんが、スマートフォンやタブレットを使っている場合は「1-Click注文」は無効にしておいた方がよいでしょう。また、カートボックスの表示が気付かないうちに変わっていないか気を付けてください。
親がタブレットを使っている場合も確認しておいた方がよいでしょう。
関連記事:
Amazonで見る |
コメント