除湿器

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風呂場は、なかなか乾かずカビが生えやすいので、湿気を取り除くため除湿器を購入しました。

普通は、風呂場の乾燥がメインで、使用しているのは三菱のMJ-100SXで、今年のタイプでいうとMJ-S100Cとほぼ同一の性能です。風呂場の乾燥が終わって、明け方、タンクの水を捨てても梅雨時は帰宅すると満水で止まっていることもあります。タンクは、4.0Lなので、閉め切っていても結構湿気が入って来るようで、性能的には十分です。消費電力は約300Wです。欠点は、コンプレッサー式のため、冬場の低温環境ではほとんど除湿できません。だいたい気温が15~10度までが限界です。

そのため冬場は、同じ三菱のMJ-Z70Wを使用しています。今年のタイプだとMJ-Z70CXです。これはゼオライト式で冬場の低温時でも強力に除湿してくれます。欠点は、消費電力が大きいことで、約500W程度食います。そのためでしょうか、今年のタイプは、強弱を切り換えることにより半分程度まで消費電力を落とせるようです。

松下からはハイブリッド式(デシカント式+コンプレッサー式)の製品F-YHD100が発売されています。デシカント式とゼオライト式は同じ原理のようです。

これらの製品は、強力に除湿出来るので、衣類乾燥機など買わずとも、部屋干しで乾燥が出来ます。ですが、やはり消費電力が大きいのが欠点です。たかが300~500Wと思われるかもしれませんが、熱を発生させる家電は、非常に消費電力が高く、省エネ家電と言われるものは特にその傾向が強く、瞬間的に1KWを越える物はざらです。それらを使っているとブレーカーが落ちる原因となるので、常に大きな電力を食う製品は注意が必要です。

能力は低くても電力消費の小さい除湿器を探していたのですが、昨年、東京企画からミニ除湿器TKY-10が発売されました。これは、価格からみてペルチェ方式と思われます。ペルチェ素子は、簡単に言うと、電気を流すと、片方の面が温まり、もう片方の面が冷やされるというもので、冷やされる面に大きな放熱器を付け、そこに空気を流すことで、空気中の水分が冷やされ水滴となって放熱器に付く仕組みを使って、除湿を行っているようです。分解してみると、パソコンのパーツを流用したような作りです。

ミニ除湿器は、スペックでは、消費電力23.4W、0.25L/日 (室温30度、湿度80%)とあります。こんな環境だとすぐにカビだらけになるでしょうから、一般の家庭には無い環境です。先に言ってしまうと、実際のところあまり実用にはなりませんでした。

まず、あまり人が入らない部屋4.5畳(室温27~30度、湿度60~70%)に置いたところ、満水(0.5L)まで1週間かかりました。湿度を監視していましたが、明確な効果はありませんでした。

部屋が広すぎるのだろうと、トイレ(約1畳)に置きました。ここは、冬場は、トイレの隣の風呂場からの湯気が、外壁に面したコンクリートの壁で冷やされ、水滴が付き、カビが生えることがありました。これだけ狭ければ効果はあるだろうと期待しました。冬場ですので、室温5~10度、湿度60~80%の環境で、満水(0.5L)まで4日程度でした。結局カビが生え、約1畳でも除湿能力が足りませんでした。

常温の広い部屋、低音の狭い部屋と極端ではありますが、やはり、靴箱などのもっと狭い場所でしか使えないのかもしれません。

最後に寿命について、今使っているMJ-100SXは2台目です。故障部分は送風ファンで、ファンが回らなくなりました。故障まで5年ほどですので寿命と諦めました。TKY-10も壊れました。同様にファンが回らなくなりました。購入から1年です。1年間ほぼ止まらずに動作させていましたが、ちょっと寿命には早いように感じます。DOS/Vパーツで売っている8cmファンを買ってきて交換すれば直せそうですが、期待したほどの能力が無いため、廃棄の予定です。


臭いについて追記しておきます。

コンプレッサー式やミニ除湿器は構造上、臭いはしません。するとすれば、エアコンと同様、内部がカビています。

ゼオライト式は、オゾンのような違うような独特の臭いがします。動作中だけで、停止すれば臭わなくなります。部屋に臭いが残ることもありません。ただ、除湿中はしますので、除湿している部屋には居難いかもしれません。MJ-Z70Wにはその対策なのかサプリカートリッジが付きます。でもほとんど効きません。

 

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