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SoftEther VPNによるVPN環境構築(4)ルーターの設定

 

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SoftEther VPNでスマートフォンやタブレットからアクセスできるVPN環境を構築するためには、SoftEther VPN Serverとなる装置のIPアドレスを固定し、その機器に通信を転送するようにブロードバンドルーターに設定する必要があります。

SoftEther VPN Server用パソコンのIPアドレスを決める

まず、設定に必要な値を設定シートに記入します。以降の値は例なので自分の環境にあった値に読み替えてください。

ネットワークアドレスは、地区間接続を行う可能性も考えて「2」に変更するとして「192.168.2.0」とします。

ブロードバンドルーターのIPアドレスは通常ネットワークの最初なので「192.168.2.1」となります。

地区間接続を行わない場合は関係ありませんが、L3スイッチのアドレスは「192.168.2.254」とします。

ここでひとつ問題があります。SoftEther VPN Serverとするパソコンは固定IPアドレスとしなければなりません。モバイル機器からのアクセスをブロードバンドルーターから転送するため、DHCPによる自動割り当てでIPアドレスが変わっては困るためです。

通常ネットワークで固定IPアドレスとDHCPによる自動割り当ての両方を使う場合、メインとして使う方を前側に割り当てます。

スマートフォンやタブレットも自宅のWi-Fi環境で使うことを考えるとDHCPをメインとした方がよいでしょう。

ここでは、DHCPサーバー開始IPアドレスを「192.168.2.10」、DHCPサーバー割り当て個数を「50」個とします。

これでDHCPによる自動割り当ては「192.168.2.59」までとなり「192.168.2.60」以降は固定IPアドレスとして使えます。

今後、機器が50台以上に増えることも考えて、SoftEther VPN Server用パソコンのIPアドレスは「192.168.2.100」にすることとします。

以上の値を記入すると設定シートはこのようになります。

SoftEther VPN Server設定シート Ver.2.0記入日:20XX/XX/XX

1.ネットワークアドレス:192.168.2.0
2.ブロードバンドルーター IPアドレス:192.168.2.1
3.L3スイッチ IPアドレス:192.168.2.254
4.DHCPサーバー 開始IPアドレス:192.168.2.10
5.DHCPサーバー 割り当て個数:50
6.VPNサーバーパソコン IPアドレス: 192.168.2.100
7.SoftEther VPN Server 管理者パスワード:
8.SoftEther VPN Server DDNSホスト名:
9.仮想HUB名:
10.仮想HUB パスワード:
11.IPsec事前共有鍵:
12.仮想HUB ユーザー名:
13.仮想HUB ユーザーパスワード:

ブロードバンドルーターの設定

ブロードバンドルーターは各家庭で異なりますが、ここではNTT東日本のBフレッツ用のRV-S340SEで説明します。

ブロードバンドルーターによって設定する場所が異なりますので、該当するページを探して読み替えてください。

DHCPサーバーの設定

設定ページにアクセスし、左のメニューで「DHCPv4設定」をクリックします。

[DHCPv4サーバ]という項目の中で下記の項目に設定シートの値を入力します。

  • 開始IPアドレス <-- 4.DHCPサーバー 開始IPアドレス:192.168.2.10
  • 割当て個数 <-- 5.DHCPサーバー 割り当て個数:50

「リース時間」というのはDHCPでIPアドレスをリースする時間です。通常はパソコンなどからリース時間の延長要求で延ばされますが、延長要求が無いままリース時間を過ぎると、別のパソコンに同じIPアドレスをリースします。端末数が多くてIPアドレスが不足しない限り初期値のままでよいでしょう。

値を入力したら「設定」をクリックして完了させます。

SoftEtherVPN-network-10

SoftEther VPN Server用の穴あけ

左のメニューで「静的NAT設定」をクリックします。

ブロードバンドルーターによっては「静的NAT設定」ではなく「ポートフォワードの設定」や「静的IPマスカレード設定」など項目名が違う場合があります。

ここで示している項目と同じ項目を設定出来るページを探して読み替えてください。

SoftEtherVPN-network-06

通常は何も設定されていないはずですが、設定されている場合は、設定されていない「エントリ番号」をクリックします。

SoftEtherVPN-network-07

下記のように設定して「設定」をクリックします。これを3項目について行います。

設定項目は以下のとおりです。「宛先IPアドレス」は「設定シート」を参照して入力します。

エントリ番号 1 2 3
優先順位 エントリ番号と同じ
接続インターフェース名 メインセッション
宛先IPアドレス 6.VPNサーバーパソコン
IPアドレス: 192.168.2.100
変換対象IPアドレス 自分のWAN側IPアドレス
変換対象プロトコル TCP UDP UDP
変換対象ポート 5555 500 4500

 

既に設定が存在する場合は、エントリ番号をその分ずらして下さい。

SoftEtherVPN-network-08

すべてを設定すると、このようになります。

なお、当面、パソコンからVPN接続することが無いなら、エントリ番号1の5555/tcpは「使用しない」(優先順位:0)にしておいた方がよいでしょう。

SoftEtherVPN-network-09

まとめ

SoftEther VPN Server用パソコンのIPアドレスの決定方法とブロードバンドルーターの設定について説明しました。

これでスマートフォンやタブレットからVPN接続する場合、SoftEther VPN Server以外の設定は完了したことになります。

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