Bフレッツとフレッツ光ネクストとIPv6

PC周辺機器
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光コラボレーションが始まった時に「これで安くなる」と思い、早速調べたのですが「Bフレッツは対象外」と言われ断念しました。

最近、光回線があまりにも遅いので見直さなければと調べたところ、いつの間にか状況が変わっていました。

光コラボレーション

NTTが提供する光回線を直接契約者に提供する従来の形式から、他の事業者に卸すことで回線の販売価格を事業者が決められるようにして競争原理を働かせるもので、2015年2月1日から提供が始まりました。

ところが、卸せる回線には制約がありました。

パソコン通信時代のモデム接続から、ISDN、ADSLといち早く高速な回線に乗り換えてきた人たちは光回線への乗り換えで失敗しました。

当初提供されたBフレッツはその後提供されたフレッツ光ネクストと異なり光コラボレーションへの移行ができない回線だったのです。

いつの間にかフレッツ光ネクストに

光コラボレーションは2015年2月に提供が始まりましたが各プロバイダーの対応は数ヶ月遅れました。

So-netも移行可能になったのは初夏となり、コース変更の問い合わせをしたところ「変更できない」との回答で、詳しくはNTTに聞いてくれとのことでNTTに問い合わせてみました。NTTの回答は現在のマンション内の装置がBフレッツにしか対応しておらず、順次置き換えているがいつになるか分からないとのことでした。2013年7月の記事には移行させるとあるので、まだ自分のところは終わっていないと諦めていました。

2016年末あたりから光回線が遅くなり、どうにかならないかと再度So-netとNTTに問い合わせてみたところ、既にフレッツ光ネクストに移行済みということが分かりました。それも2014年5月に。2015年春に問い合わせた時は確かにBフレッツだと言われたのに不思議なことです。

自分の契約がどうなっているかはWebでも確認できます。

フレッツ光メンバーズクラブにログインして、

右のメニューの「ご利用中のサービス(ご契約・ご利用情報)」をクリックします。

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表示されたページをスクロールすると契約状況が確認できます。

現状ではBフレッツは特殊なケース以外は残っていないとのことでしたので、まだフレッツ光ネクストに移行されていない場合はNTT(TEL:0120-116-116)に問い合わせてみてください。

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接続先設定(IPv6 PPPoE)が表示されない

以前、親のパソコンのメンテナンスはWindowsのリモートアシスタンスを使っていたのですがMS Messengerが使えなくなり、相手のインターネット上のアドレスを特定できなくなりました。いろいろ試行錯誤したのですが、リモートアシスタンスはIPv6通信ができないと使えないことが友人のフレッツ光ネクスト回線を使うことで判明しました。

BフレッツではIPv6通信が使えないためTeamViewerでのメンテナンスに切り替えましたが、フレッツ光ネクストに移行した今ならIPv6通信が行えるはずです。

ところがインターネットとの接続は相変わらずIPv4接続のままです。

現在、インターネットにIPv4で接続しているのか、IPv6で接続しているのかはSo-netのサイトで確認できます。

So-netのサイトにアクセスすると右上に「IPv6 IPv4」と表示されている部分があり、色の付いている方で接続されています。クリックすると詳細な説明が表示されます。

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また、The KAME projectというのもあるそうで、こちらのサイトはIPv6でアクセスした時のみカメが踊るするそうです。

この状態の時、ルーターの設定画面を見ると接続先設定にはIPv4 PPPoEしか表示されていない場合があります。

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こちらのページを見ると「フレッツ光ネクスト」で「ひかり電話」を利用しているなら対応機器でIPv6接続ができるとのことです。

RV-S340SEは最新ファームウェアが適用されていますので問題無いはずです。そのため「ひかり電話ルーターに関するお問合せ」とある「通信機器お取扱相談センタ」に問い合わせたところ、フレッツ光ネクストにも幾つかの状態があり「データコネクト機能」が使える状態でないとIPv6接続ができないとのことでした。

再度NTT(TEL:0120-116-116)に問い合わせたところ「フレッツ・v6オプション」を契約すればよいはずとのことでした。

問い合わせたNTTの窓口から契約することも可能ですがその場合は工事費が2000円かかるとのことで、「サービス情報サイト」から申し込みました。サービス情報サイトへのアクセスの仕方は契約状況により違うのでこちらを参照してください。

「サービス情報サイト」にアクセスしたら「サービス申込受付」の「詳しくはこちら」をクリックして、「サービス申込受付ページ」に移ります。

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「サービス申込受付ページ」では「お客さまID」と「アクセスキー」が必要です。「かんたんログイン」を設定していれば「お客さまID」だけでログインできます。

「お客さまID」と「アクセスキー」はフレッツの契約時に送られてきた用紙に記載されていますので、不明な場合は用紙を探してください。

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「サービス申込受付ページ」にログインしたらスクロースさせると「フレッツ光ご契約者向けサービス利用状況」という部分がありますので「フレッツ・v6オプション」の「詳細」とあるボタンから進んで契約します。工事費なども表示されますので0円であることを確認してください。

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工事完了時にメールが届くようにチェックを入れて申し込むと、1時間ほどで工事が完了した旨のメールが届きます。

これで「フレッツ・v6オプション」で説明されているフレッツ網内のIPv6通信はできるようになるのですが、まだインターネットへのIPv6接続はできません。

「フレッツ・v6オプション」を契約すると「ひかり電話」の収容替工事が発生するそうで、この工事の完了を待つ必要があります。私の場合は2日かかりました。工事完了のメールは届きませんが、ルーターの設定画面が変わるので分かります。

工事が完了すると「接続先設定(IPv6 PPPoE)」が表示されるようになります。

IPv6は自動では接続されませんので「接続先設定(IPv6 PPPoE)」をクリックします。

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IPv6セッションが「停止」になっている場合は「接続」をクリックします。

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状態はIPv4では「停止中」「接続中」「切断中」「確立」の4状態で表示され「確立」で接続されたことになりますが、IPv6では「停止」「接続中」「待機中」の3状態で表示されるので「接続中」と表示されれば接続されたことになります。

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再度、So-netのサイトにアクセスし、

右上の「IPv6 IPv4」と表示されている部分を見るとIPv6で接続できていることを確認できます。

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The KAME projectのカメも踊ります。

また、Windowsパソコンの「コントロールパネル」から「ネットワークと共有センター」を開き「イーサネット」などネットワークアダプターをクリックすると、

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IPv6接続でインターネットにアクセスできていることが確認できます。

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注意点

IPv6 PPPoEは自動接続はされません。ルーターは何かしらの理由でNTTからリモートで再起動がかかることもあります。

PPPoEランプは1セッションなら緑ですが複数セッション、すなわちIPv6も接続していると橙になります。

PPPoEランプが緑になっていたら手動でIPv6 PPPoEを接続してください。

まとめ

知らない間にBフレッツからフレッツ光ネクストに移行されていたのですが不完全な状態でした。

フレッツv6オプションを付けることで、とりあえずは通常のフレッツ光ネクストと同じ状態にはなったはずです。

少しは期待したのですが、IPv6接続でも光回線の速度は改善しないので光コラボレーションで安くて速いプロバイダーを探さなければならないようです。

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